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ラジオからの贈り物♪

このブログは、【2013年7月4日】投稿記事の本文です♫
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7月3日、所用で外出先からの帰路、
車のエンジンをかけて、いつものNHKラジオから、
「小犬のワルツ」の演奏が聴こえてきました!

「わー、素敵なピアノ演奏、CDかな? 誰の演奏かな?」と思っていたら、

何と、日本を代表する世界的ピアニスト「横山幸雄先生」がゲストで、生演奏だったんです!
(2013年7月3日放送・NHKラジオ「すっぴん!」)


帰り道、どこかでお買い物でもして、寄り道していこうかな、なんて思っていたのですが、
「自宅に帰って、ゆっくりラジオを聴かなくちゃ!」と、予定変更。

車の運転中に流れてくる「横山先生のインタビュー」では、
2010年、ショパンの生誕200年記念の年に、
1日で一番長くピアノを演奏したギネス記録をお持ちの横山先生、
その時のお話もしてくださいましたよ。

ヴァイオリン等は、「ストラディバリ」等の名器で演奏できる演奏家とそうでない演奏家とでは、
「楽器の違い(名器であるか否か)」による「不公平」があるけれど、
ピアノは、その会場にあるピアノを使って演奏するので、
「“とても公平”な状態で演奏できるんです。」

なるほど、そういえば、そうですよね~。私は、そんな風に考えた事なかったです。
ピアノを同じ演奏会場で弾くのって、他の楽器と比べると「公平」なんですね。

自宅に到着した時に、「次は、英雄ポロネーズの演奏です」と。
「急いで、お家で聴かなくちゃ!」
この自宅までの移動中、冒頭から少しの間、この演奏、聴き逃してしまって残念!
でも、途中から聴けました♪

横山先生のリサイタルは、昨年秋に、私の住む茂原市でもリサイタルがあり、
先生の大ファンの私も、もちろん聴きに行きました。
英雄ポロネーズは、何と「アンコール」の時の1曲で、
あまり「英雄ポロネーズ」をアンコールで弾いてくださるピアニストの方はいないので、
「本当に、すごい!」と感動したことを今でも覚えています。
アンコールには、この英雄ポロネーズを含めて4曲も。
本当に「大満足」のリサイタルでした。

当時のブログ記事です ↓ ↓ ↓
【横山幸雄先生のリサイタル♪(2012年11月21日投稿記事)】

横山先生は、お話を伺っていて、「ピアノを弾き始めて、段々とのってくるタイプ」のようですね。
「アンコールの頃に、とてもよい状態になって…」というお話もされていました。
だから、茂原のリサイタルでも、アンコールで「大サービス」してくださったのかも。

本当にお小さい頃から「当たり前」のように「ピアノ」を触っていたので、
「食事」をするのと同じような感覚で、「ピアノ」と関わってきたのだそうです。
だから、「練習がやりたくない」という記憶は、ほとんどなく、
「この食事に飽きたから、別の物を食べたい」という感覚で、
「ピアノの曲も、この曲ばかりでは飽きるから、ちょっと別の曲を」という感じで、
常に、「ピアノと共に」生活している、それが自然体なのだと。

素晴らしいですね~。

番組のパーソナリティのダイアモンド☆ユカイさんも、
「横山先生から、ピアノに関しての“負の感情”を引き出すのは無理ですね」と。

横山先生の「軸となる作曲家」は、ショパンとベートーヴェンとの事。
その2人の作曲家を主軸にして、演奏会のプログラムを考えて、
リストやフランスの作曲家の作品等を少し加えて、
1ステージのプログラムを構成しているそうです。

演奏会場の大きなところで演奏するよりも、
観客の方々の「反応」がより感じやすい、
サロンのような小さめの会場で演奏する方が、お好みだとか。

サロンを好むところ、ショパンと同じですね。

ピアノの演奏会では、「1人」で演奏するので、
多くの聴衆の方の目が、1人の人に集中するピアノのコンサートで演奏することは、
世界的なピアニストの横山先生であっても、緊張するそうです。

大きなホールでの演奏会でも「聴いている方の反応を感じながら弾きたい派」のようですね。

作曲家の遺した「作品」を弾く、という行為は、
その作曲家に対する敬意を持って演奏すべきなので、
「その作品」を「間違えないで弾く」ということに意識がいきがちですが、
その「間違えないで弾く」という事ばかりを気にしてしまうより、
「演奏者の内側からその音楽を感じて、表現出来る事の方が重要」という趣旨のお言葉でした。

ご自身で「作曲」もなさる横山先生は、
自分の作品の場合、「間違える」という感覚はなくて、
10年前に作曲したものだったりすると、今は、ちょっと変化させた方が「より自然」と感じたりもする事もあったりするそうです。

確かに、作曲家が発表した後に「修正を加える」ことも、無きにしも非ず…。
演奏する作品それ自体もまた「いきもの」なのかな?

楽譜通りに、譜面通りに音を出せても、それだけでは、音楽としての魅力に欠ける、
その中に、演奏者自身の「その音楽を感じている部分」が希薄だと、
聴いていて、心に響かない演奏になってしまうものです。
とても難しい事ですけれど…、やはり「演奏」する時に、とても大切なことですよね。

ベートーヴェンから、「音楽」という「芸術分野」を確立したというお話では、
それ以前は、「宮廷」「教会」の依頼を受けて「付属品」のように「音楽」があったのですが、
「運命」の曲を「宮廷」や「教会」で「演奏したいという依頼」は来ないでしょう(笑)、と。
ベートーヴェンの「強い意志の力」があったから、
今の「音楽」という「芸術分野」の1つとしての身分というか立場が確立されたんですね。

大きな「偉業」を達成したベートーヴェンの功績の大きさを改めて感じました。

また、「暗譜」で弾く時と、「楽譜を見て」弾く時との「違い」や、
「ご自身で経営しているレストラン」の事、
中学3年生の時から指導している「辻井伸行さん」の事
(作曲家の三枝成彰先生からのご紹介だったそうです)、
コンクールについて、
その他、色々と興味深く、とても為になるお話を聴けました。


演奏曲目は、
小犬のワルツ(ショパン)、
英雄ポロネーズ(ショパン)、
愛の夢(リスト):これは、交通情報のBGMのような形で演奏してくださいました♪、
悲愴ソナタ 第3楽章(ベートーヴェン)、
別れの曲(ショパン)


11時過ぎのインタビューの途中、「鉄道の情報」で、
「上越新幹線の一部区間の運転見合わせのニュース」が入ってしまって、
先生の「インタビュー」の音声が中断されて、
貴重なお話が一部聴けなかったことが、本当にとても残念です。

この「中断」されていた数分間に「語られたこと」は、何だったのだろう…?。
本当に「聴きたかった」です

とはいえ…、
普段なら、ピアノを練習している時間帯で、ラジオを聴くこともなかったのに、
この日は、偶然にも「外出先からの帰り道」に、「思いがけず」に、
【NHKラジオ すっぴん!】で、横山先生の演奏とお話を拝聴出来て、本当にラッキーでした


1回、聴いたきりなので、ちょっと「聴き違い」があったりしましたらごめんなさい。
でも、私はこの放送を、こういう風に受け止めました。

素敵な演奏とお話、本当にありがとうございました


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