トルコ行進曲への想い

数年前　70代前後の女性が

人生初めてだという　ピアノを習いに来てくれました。

小さい頃から　ずっと習いたかったと！

いつか　お友達に聞かせたり

みんなの歌の伴奏をしたいと

明るく　元気で　可愛く　頑張りやさんでした。

メキメキ上達して　たくさん弾けるようになりました。


ある日　突然　入院されました。

体調を聞くと

暗くなるから　体のことは　聞かないでください！

と　明るく　おっしゃっていました。

そして　モーツァルトのトルコ行進曲を持って来て、

この曲を　極めたいので

ビシビシ　しごいてください!!　　と

なかなかレッスンに来れない時は

2回分　続けて1時間半レッスンする時もありましたが

疲れも見せず　私より元気で

あ～楽しかった～！　と言って　　帰っていかれました。

今度　ここで　ご家族や　お友達を集めて

ソロコンサートをしましょうね！


と約束しました。



そのレッスンが　最後でした、


お葬式で　息子さんが　

家での練習を録音した演奏を　流しました。

（も～録らんでよ！　ええやん！の声も入った）

とても感動的な　素晴らしい演奏でした。

心の中で　何度も何度も　叫びました。

　　ブラボー　ブラボー　ブラボー

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