成長は点ではなく線で見る

1月なかばになりました。
お正月が過ぎ、3連休が終わり、日常が戻ってきましたが、生徒さんたちはどことなく眠たそう。
私もお休みの最中に夜更かしをしてしまったせいか、日中眠くなりやすいです。
少しずつ生活サイクルを戻していきたいと思います。





生徒さんに教材などについてご説明する時、あるいは、レッスンをしている時、
どのくらいでどこまで進むかは生徒さんによって本当にまちまちだなあと感じています。
誰かが10回練習してできることが、別の誰かは50回でできるということもよくあります。
一人の生徒さんを長年見ていると、のんびり進む時と、急激に進む時と、その時によっても違います。
現在だけを見て、早ければ良くて遅いのは良くないと単純に判断することは、いつか大きくやってくる成長曲線を見逃してしまうかもしれません。

ですから、生徒さんの成長については、点ではなく長い線で見るようにしています。
別の生徒さんと比べるのではなく、生徒さんご本人の前回のレッスンと比べてどうだったか、
あるいは1か月前、半年前、1年前と比べてどう変わったかの視点がとても大事です。
また、すぐにできなくても、じっくり待つことが大切です。
これは子供の生徒さんだけではなく、大人にも言えることですね。
自分のことになるとどうしても視野が狭くなりがちですが、私自身もいろんなことを焦らずやっていけたらいいなと思っています。

長期的な視野で生徒さんの変化を見つめること。
そして、いつかピアノ教室を卒業した後にその生徒さんが自分だけでもピアノを楽しんでいけるように。
音楽を楽しむことはピアノを習っている間だけで終わるものではありませんから、
生徒さんが長く音楽に携わって楽しめる礎となるようレッスンを組み立てていこうと思います。