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「緊張しない方法はありますか?」

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プログラム作りをのぞく猫です。


週末の大人の発表会を控え、生徒さんたちの準備も佳境を迎えています。

発表会の時期が近くなると、ずいぶん前に小学生の生徒さんからの質問を思い出します。

「緊張しない方法はありますか?」

これを読んでいる皆様、ピアノの発表のみならず、何かを人前でする時に緊張しない方法をご存知でしょうか。
すでに35年ピアノをやっている私ですが、残念ながら、人前で弾く時に緊張しなくなるような方法を未だ知りません。
質問して来られた生徒さんにもまずはそう正直に答えました。

舞台慣れすると緊張しなくなるかというと、実はそんなことはありません。
私の大学の時の恩師は、演奏会前の舞台袖では緊張でいつもうろうろされていました。(先生、こんなところでバラしてすみません)
世界トップレベルの国際コンクールをテレビで見た時に、アップになった演奏者の指先が大きく震えているのを見た時も、やはり緊張する時には緊張するものだと思ったものです。

しかしながら、緊張に対してなす術がないわけではありません。
できることはたくさんあります。

①まずは、練習をじゅうぶんにすること。
自分の中で「練習をできる限りした」という気持ちがあると、緊張した時にも心の中で支えになります。
また、練習で積み重ねて来たものは、本番にこそ真価を発揮してくれるんですね。

②本番の時に自分がどういう状態になるのかを知ること。
緊張すると、テンポが速くなってしまう人。
ちょっとした環境の変化にも敏感になってしまう人。(私は舞台のライトの色で感覚がおかしくなることがあります)
緊張しても普段とはあまり変わらない演奏ができる人。
逆に萎縮して表現が小さくなってしまう人。

とにかく緊張の時にどうなるかは人それぞれです。

それを自分で把握し、対応した準備をすることによって、緊張の中でも最大限の演奏に取り組めます。

③舞台経験を積むこと。
「舞台慣れすると緊張しなくなるかというと、実はそんなことはありません。」という前述の言葉と矛盾するように思えますが、舞台経験を積むと、本番中に起こる様々なことに緊張しながらもその場で対処する力が身につくんですね。
たとえば、ミスタッチをしたり、ちょっとした失敗をしても、そのまま音楽を続けまとめ上げる力は、舞台経験を多く積むことで身についていく力だと思います。


以上3点に気をつけると、緊張は抑えられなくても、その中でじゅうぶんに演奏をすることができる可能性が高くなります。
でも、やっぱり緊張はしますねえ…
世の中には全く緊張しない人もいるらしいので、心からうらやましいと思います。
でも、人前で演奏することは、その怖さもひっくるめて楽しいことです。
あの達成感は、ほかではなかなか味わえません。
ピアノ教室の発表会は、その楽しさをほかの生徒さんと共有することもできます。
発表会に出演される生徒さんには、ぜひ楽しんで演奏をしてもらえたらと思っています。


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