普段どおりのピアノ教室であること

オリンピックの延長が決まり、関東では週末の不要不急の外出に対する自粛要請が出ました。
外はせっかく春らしい日和なのに、様々な対策に苦慮されている方や、先の見えない不安を抱えている方も多いと思います。

坂場ピアノ教室はおかげさまでレッスンを続けています。
生徒さんのご理解、ご協力の賜物です。ありがとうございます。

こういう事態を迎えている今、ピアノ教室ができることは何だろうと考えます。
レッスンをしながら、日常を送りながら、いろいろ考えていくうちに、
「普段どおりのピアノ教室をやっていくこと」が大事なのではないかと思い至りました。

通ってくる生徒さんがちょっぴり練習がめんどくさいなあと思ったり、
それでもレッスンでうまく弾けた時や合格した時はとても嬉しく感じたり、
レッスンとは関係のないことをたくさん話ししたり、
忙しい仕事や家事を忘れてピアノを弾くことを楽しんだり、
新しい曲にわくわくしたり。

日常が脅かされている今だからこそ、いつもと同じピアノ教室であることが大事なのではと思うのです。
生活の中で、普段どおりのものがあることは、今はとても心強いですよね。

もちろん、感染対策は可能な限り万全にしなければいけませんし、
今後もし新潟市で感染が爆発的に広がった際にはピアノ教室を開講するかどうかも含めて対応していく必要があります。

今は個人でできる限りのことをしつつ、生徒さんたちがほっとして音楽を楽しめる教室づくりをしていきたいと思っています。


現在、あらゆる場面で現場にいる人々が葛藤や苦悩を抱えて身を切るように決断して行動しています。
そのことに、心からの感謝と敬意を表したいと思います。
私は、私のいる場所でできることを。
早い終息を祈りながらひとつひとつできることをやっていきます。