音楽で救われた先輩

今日はどんよりした空の東京です。
こういう時は少し気持ちも滅入りますが、
何とか、夜までレッスンがんばります。

数日前に、以前楽器店で講師をしていた時の先輩と
久しぶりに電話で話しました。
先輩は一年前にご主人を亡くされて
「辛くて、辛くて何もする気がしないのよ」と仰っていました。

とても仲のいいご夫婦だっただけに、私は何も言えませんでした。

でも、先日の電話は一年前に比べて元気そうでしたので
安心しました。
声楽家のお姉様と今はいろいろな施設に行って
ご年配の方々にピアノやシンセサイザーを
聴いて頂いているそうです。

「姉がね、いつまでもくよくよしていても旦那は喜ばないわよ」
という言葉で、先輩は一念発起して旦那様も音楽が好きだったので
音楽で人さまを喜ばせれば、旦那様も安心すると前向きに
考えられるようになったそうです。

私も数年前音楽の大好きな優しい父が他界した時は
言葉には言い表せないほどショックでした。
でも、私が元気で音楽を生徒さんに教えていれば
安心して、天国で生活　笑してもらえると思っています。