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河口湖音楽祭

半年ぶりの「カルミナ・ブラーナ」の再演、「富士山河口湖音楽祭2011」から昨夜東京に戻って来ました。

 

前乗り(←業界用語で、本番の前日にその地に行くこと)だった私は、19日、お昼の12時頃、家を出て西荻窪の駅まで、楽譜や一泊用の荷物を持って歩いていました。そうです。そのとおり。その日その時、東京都杉並区は!

 

「ピンポンパンポーン♪ 杉並区に~現在~大雨洪水警報が~発令中です~。」と流れる町内放送。豪雨に打たれて濡れ鼠。傘なんてなんの役にも立ちません。10分後、西荻に着いた時には服を来たままシャワーを浴びたよう。全身ボトボト、髪も。靴もチャプチャプ鳴っています。なんとか守ったつもりの楽譜もブヨブヨ。

 

中央線、「かいじ」、大月から「フジサン特急」、冷房のよく効いた車内でぶるぶる震えながら約3時間。ようやく河口湖に到着。ホームに降り立ち、「ガーン!」何この気温。駅長さんに聞いたら14度!!さっさむい。。冷房じゃなかったのか・・・。東京はたぶん30度くらいだったよ。

 

ステラシアターは、屋根みたいなのはあるけど、野外劇場。冷たい風がサーッと通り抜ける会場で、まだ服が乾いていない状態の私はそれからの4時間くらいのリハーサルの間、ガタガタ震えながら「風邪ひきそう~」と思いながら寒さと戦っていました。
 






私は客席真ん中あたりの、冷たい風が気持ちよく吹き抜けるここでお仕事。左に音響さん。右に照明さん。一段下にカメラさん。

 

この日の予定をすべて終え、ホテルに行ったらまだ設定が変わっていず、暖房ができないとのこと。熱いお風呂に入って毛布をもらって休みました。「明日、朝起きたら熱が出てたらどうしよう。。。」不安な夜でした。

 

が!目が覚めたら、元気!!よっしゃ!

朝のGPだけ頑張って、本番までの時間、大急ぎで、ホールからちょっと離れてるけど走ってダイエーへ。あったかい服あったかい服、、毛布とかレインコートとかタイツとか、、、。探しました!あら?簡単に見つかった。8月なのになんで?おばちゃんのモモシャツや、分厚い80デニールのタイツ、毛糸の靴下、なんでもある!不思議だわと思いながら、ありがたく購入し、ホールに戻って話したら、山梨在住の照明さんが「富士登山する人がこの辺は大勢いるから、そういうものが年中ありますよ。」なるほどー。納得。

 

少しあったかくなってほっとして集中して本番。

石の巨大な円形野外劇場は音響抜群。合唱、オーケストラ、総勢300人くらいの演奏は迫力満点。大地を裂き、神をも酔わせる空前絶後の「カルミナ」!!!圧倒的な大音響での最高な演奏に満員のお客さんも大熱狂。さすが佐渡裕。。。私ははじめから最後まで鳥肌が立ちっぱなし。鳥肌。寒かったから?違います。ヒートテック着て分厚いタイツに靴下で汗かいてたもんね。

・・・すごかった。佐渡裕。。。大学生の時に出会えてから、ずっとずっと、・・・言い方が難しいくらい、私にとってものすごくだいじな、かけがえのない、すごい人です。

 






楽屋で

 

河口湖音楽祭は佐渡パワーでとってもいい音楽祭です。今年が10年の記念の年。気取らず、飾らず、構えず。地域の子供達や、中学生のブラスバンド、一般の人々、誰でもウエルカム、たっくさんの人が自由に参加でき、自然に本物の音楽を身近に感じて楽しむことができる。そんな素敵な音楽祭。

 

地元のボランティアの方々がすごく応援してくれています。ものすごく有り難いことです。私たちもお昼に美味しいカレーをいただきました。






炊き出しの様子

 

 

富士山の大自然のもと、本当の音楽を皆で楽しむ。

素晴らしい!!

 

帰り道、気がついた。

そういえば、せっかく「フジサン特急」に乗って富士山まで行ったのに、富士山のふの字も見れなかったじゃん。

雨のバカー。低気圧のバカー。


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