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中嶋恵美子先生セミナー『あきらめないで!ピアノ・レッスン』


南浦和のミリオン楽器で開かれた中嶋恵美子先生のセミナーに行ってきました。



中嶋先生といえば、著書「あきらめないで!ピアノ・レッスン」でご存知の方が多いのではないでしょうか。



 



私はこの本を手に取った時は単純に「発達障碍の生徒さん用の特別なレッスン方法」が書いてあるのかと思っていました。



しかし「はじめに」にある序文で先生の発達障碍の生徒さんのレッスンについてのお考えを読み、途中では私が普段やっているレッスン方法との共通点を見つけ、読後は発達障碍の生徒さんのレッスンは定型発達の生徒さんのレッスン内容と同じでただ単にアプローチの仕方が違うだけなんだということに気づき、軽い驚きを感じました。



そしてこれはぜひ先生のセミナーを聴かねば!と思い、今回ようやくその願いがかなったのです。



今まで先生とはブログやツイでお話しすることはあったのですが、初めてお会いするのでそれも楽しみのひとつでした。



 



 



セミナーの初めに中嶋先生がおっしゃったことは、ピアノレッスンで発達を促そうと考えているのではなく、保護者の方は生活の中でピアノを楽しんでもらいたいと願っているので、ご自身もそのためのレッスンをしているだけ、という事でした。



いわゆる「音楽療法」という位置づけではない、ともおっしゃいました。



それを聞いて、今まで発達障碍の生徒さんのレッスンは専門的知識が必要でとても難しいのではという私の考えは180度変わりました。 



 



障碍によって発達の程度がさまざまな生徒さんそれぞれが、「できること」を教える。



「できないこと」を四苦八苦して教える、あるいはあきらめてしまうのではなく、「できない」ことを細分化して、その中から「できること」を探してそれを教えていく。



そのためには「3つの視点」から生徒さんをよく「観察」して、一人一人に合わせたレッスン方法を「分析」し、時期を見極め、場合によってはその時期を「待ちながら」レッスンを続けていく。 



 



 



具体的なレッスン方法もお話いただきましたが、どれも普段の導入期のレッスンで使える内容でした。なんら障碍を持った生徒さん用とかの特別な点はない、ということです。



後半は中嶋先生のレッスンを受けている生徒さん方のDVDを見せていただきましたが、一人一人が純粋に音楽を楽しんでいる気持ちが伝わってくる映像で、「しょうくん」が自分で作曲した曲を聴き終わったときには思わず拍手をしそうになりました。



「障碍」は「個性」であって、一人一人に合わせたアプローチをすればどの生徒さんにもレッスンをすることは可能である。そしてその方法にはなんら特別な点はなく、講師の目でその子をよく観察し、その時に一番適したやり方を探して教えていけばいい。



今回のセミナーでそれがよくわかり、発達障碍の生徒さんへのレッスンに対する自分の入り口が開けた気がしました。



このセミナーを聴講されていた方々は講師だけではなく保護者の方もいらっしゃり、終了後の意見交換はとても活発に行われました。 関心の大きさを感じるとともに、このような場が必要とされているのだと実感した次第です。



中嶋先生は情報交換の場としてmixiでコミュニティ「発達障害とピアノ」を利用することを勧めていらっしゃいます。



興味がある方はぜひご覧になってみてはいかがでしょう。(私もそのつもりですconfident



 



 



 



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