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一音会 江口寿子先生


先月父の葬儀後に帰京しまだぼんやりと過ごしていた頃、「一音会:江口メソード研究会」からの会報が届きました。



いつものように開封し、最初に目に飛び込んできたのは一音会主宰、江口寿子先生の訃報を知らせる文章でした。



「父より先に亡くなっていたんだ・・・」 



・・・・と同時に、車椅子から一音会の生徒たちを見守る江口先生の暖かいまなざしを思いだしました。



 



 



私が一音会に出会ったのは、娘がまだ5歳の時です。



ピアノを習いたいと言い出したものの体験レッスンに行った大手の教室は気が進まず、近くのピアノの先生についての情報も今と違って知る手段もなく、これは自分で教えるしかないなと思い幼児用の教本を探しに出かけました。



 



 



そこでふと目に入ったのが、江口先生の著書「はじめましてピアノ」でした。



その場で数ページ読んでみて、これはもう買うしかない!と思い、他の著書もまとめて6冊ほど買い込み、その夜に一気に読んだことを覚えています。



 



 



当時は頼まれて他の教室からうつってきた生徒さんたちのレッスンをやっていましたが、私には初心者の幼児のレッスン経験がまだありませんでした。



一体どうやって何を教えればいいのか悩んでいた私には、この本の内容はとても納得のいくものでした。



 



 



目指すものは「音楽的自立」であり、そのためには「読譜力」が何より大切な事である。



「読譜」の学習に入る前の基礎段階の教え方から始まり、子供の精神面、身体面の発達を考慮しながらの指導方法は私にとってどれだけ勉強になったことか計りしれません。



その後教室を続けるにあたって、教室の軸として一音会の江口メソードを取り入れて生徒さんを指導してきました。



 



「一音会」というと「絶対音感プログラム」が有名でそればかりがクローズアップされますが、江口先生が提唱された「江口メソード」の一環として「絶対音感のおけいこ」があると私は思っています。



 



娘は始めは一音会の教材で私がレッスンしていましたが、その後レッスンをめぐって親子喧嘩(!)となり早々に一音会に入会させました。



当時娘のピアノやリトミック、ソルフェ、絶対音感プログラムのレッスンを見学したことは私にとっても大いに勉強になりました。



娘は音楽の道にこそ進まなかったけれど、今も楽しく続けているし一緒に連弾が楽しめるレベルにはなったのでよかったと思います。



 



 



現在は私も今まで勉強を続けてきた中で新しく出会った指導法や教本、曲集類を多々取り入れていますが、「初心者の子供たちへのピアノレッスン」についての原点を学ばせてもらったのは江口寿子先生の著書からだと思っています。



 



若年性リウマチで長く闘病生活を送られながらも、常に精力的にピアノ教育に携わってこられたお姿にはいつも背筋が伸びる思いがしていました。



謹んでご冥福をお祈りいたします。



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