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ソルフェージュと表現

「ソルフェージュのレッスンをして下さい」というお問い合わせを受けることがあります。

「現在レッスンして下さっている先生がソルフェージュをしてくれない」ということを不満に思われて、私にそのことの是非をお尋ねになられる方も多数いらっしゃいます。

しかし、実際のところ「ソルフェージュ」という科目は単独で存在するものではなく、一部の方が誤解されている「万能薬のようなもの」ではありません。

広義でソルフェージュとは、「音楽の基礎教育」のことを指します。

「何年とか何カ月やればいいんですか?」と問われることもありますが、それは大きな勘違いです。

リトミックソルフェージュであれば身体を動かすことによって、聴音であれば五線譜に書き取ることによって、また視唱であればピアノなしで正しく歌うことなど、ソルフェージュには種々のアプローチがあります。

よく「譜読みが苦手」と仰る方がいますが、それはまさしくソルフェージュが出来てないのです。

上級の聴音実践を例に取ると、右手と左手の調や拍子記号が異なる曲、3声以上で書かれた曲、無調の曲などを素早く記譜する能力を問うものなどがあり、ソルフェージュのレベルには終わりがありません。

そして、それを窮めなければならないといったことは、音楽では必ずしも重要ではないと考えています。

つまり、「それが出来なければ、曲を弾く資格がない」などという意見は、極端にソルフェージュに偏った考え方であるということです。

音楽を音楽として表現することは、ピアノ演奏においてより大事なことですので、偏りのないバランスの取れたレッスンをご提供したいと思っております。


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