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ブルクミュラー600の練習曲

よく「ブルクミュラーが終わった」とか「ブルクミュラー程度」といった表現がされていますが、実は、ブルグミュラーは600を超える作品を書いている人の名前です。
ノルベルトという天才少年と言われた人の兄が、このフリートリッヒ・ブルクミュラーになります。この人はバイエルと同じ年に生まれていますが、作風からして、バイエルの方が昔の人だと思われがちです。
フリートリッヒは南ドイツで生まれたのに、フランス語のタイトルで曲を書いていることを、私は子どもの頃、疑問に思っていました。
また、私は長いこと、ブルクミュラーは26歳で亡くなったと思い込んでいました。しかし、それは兄のノルベルトの方で、死因がアヘンと関係していたことなども、時代的背景を知る手掛かりになり、そういう疑問がほどける度に、子供ながらも新鮮な気持ちになっていました。
ブルクミュラーでは「25の練習曲」が一番使われていますが、「18の練習曲」は更に洗練されていると感じます。「12の練習曲」は、技術的に少し何度が上がりますが、ぜひ弾いてほしい曲集です。


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