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振袖に込められた思い・・・

今日は、成人の日のお祝いですね。振袖を着た女性の姿が、街を賑わせています!20歳を迎えられた方におかれましては、誠にお目出とうございます。

日本の学校は、今日お休みなのですが、私が勤務するインターナショナルスクールは、今日も通常授業を行っています。

ところで、成人式で振袖を着る理由 について、皆さんは、考えてみたことがありますか?

江戸時代には、18歳になると大人になった証として、袖の袂を切って振りを縫い、そこから袖丈一杯の留袖にするという風習がありました。昔は長い袖を振ることで、神を呼び寄せる「魂振り」と言われる「神の魂を奮い立たせること」を行っていたのです。

それがいつしか、神だけではなく、「意中の人と心を通わせるために、袖を振る」といったように、徐々に、意味が変容していきました。

そのため、「振袖」は、「人との縁・魂を呼び寄せる清らかな着物」として、成人式で着られるようになったのです。

もちろん、「第一礼装で改まった席に臨む」ということで、大人になったという自覚を持ち、親に成長の報告と感謝の気持ちを伝える意味もありますね。

もうひとつ興味深いことに、ゆらゆらと揺れる長い袖は、昔から「厄を払う」と言われているということがあります。女性の本厄は19歳、33歳、37歳、61歳ですから、成人式の前年は「本厄」にあたります。

本厄では、男女とも体力が衰えたり、環境の変化による困難に見舞われやすい時期にあたります。

ですから、「人生の門出に身を清める」という意味も込めて、成人式で振袖が着られているのです。


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