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アルカン氏

今日は、久々にコンサートに行ってきました!

演奏不可能とさえ表現されることがあるアルカン氏によって書かれたピアノ曲を、堪能してきました。

ピアニストの森下氏によって演奏されるアルカンのエスキス作品63には、個人的に非常に興味があります。

48曲目までは副題に番号がつけられているのですが、実質49曲目にあたる「神を讃えん」と書かれてあるのみで、番号のない「終曲」として構成されています。

「クラシック音楽が、難しくないハズはない」と、まるで時代に逆行するかのように大胆に、ピアノの難しさを主張している森下氏の言葉には頷くものがありました。

全ての人を受容する音楽の優しさ(大衆性)と、孤高であり続ける厳しさ(専門性)は一見矛盾しているように見えますが、実はそうではありません。その厳しさは、それを欲する人々にのみ開示されていくものであって、決して一方的に迫るような性質のものではありません。

ピアノを始めて間もない子どもさんや親御さんたちにも、大きな感動させて下さった森下氏に感謝するとともに、今後のご活躍をお祈りいたします。


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