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現代音楽

先日、成人の生徒さんより、「ショパンが書いた曲を演奏するときには置いていない楽譜を、現代音楽の曲(バルトークやメシアンなど)の場合は、譜面台に置いて演奏する人が多いのは何故?」という質問を受けました。

そう言えば、ベートーヴェンやディアベリの作曲作品を演奏するときには暗譜だったゼルキン氏も、ウォルペのパッサカリアを弾いた時、楽譜を置いて演奏しましたね。

このような演奏家が本番で楽譜を置いたということは、現代音楽を記憶するのがいかに難しいものかを印象付けるものですね。

現代曲の暗譜は難しいですが、不可能ではないと思いますが、ピアノの名手であっても、ショパン、ベートーヴェンほど楽譜を明確に覚えていない、あるいは、それまでに蓄積してきた練習時間に差があるというのが一般的にあるかも知れません。

彼らほどのレベルになれば、暗譜、すなわち、音符を覚えるという行為は、現代曲であっても、それほど難しくはないと、一般に思われがちです。しかし、ただ単に、「音符を覚える」ということと「暗譜する」ということは全く同じことではありませんよね。

暗譜の困難さだけでなく、近現代と言われる作品の中には、「本番中に楽譜を見る」という行為自体に意味があるものが少なからずあります。偶然性を期待している作品においては、予め計画されている作品よりも、譜面を見る必要性が多くなってきます。

作品の個性をを理解しつつ、様々な音楽に触れることが出来ると良いですね。


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