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ピアノと同じ値段の楽譜!!

「紙」についてのトピックは、今日で3日目になります!お読み頂き有難うございます。

石板に彫られた古代ギリシャの音楽については、既にお話ししたとおりですが、実はそれから更に歴史を遡って、BC2000年以上も前に、メソポタミア地方において、文字を粘土板に楔で刻みつけ、それを天日で乾燥させるという記録が行われていました。

エジプトでは更に昔々の紀元前3000年から、カヤツリ草という水草の茎を裂いて、縦横に隙間なく貼り合わせ、板状に薄く伸ばしてつくった書写材が使用されていました。皆さんもよくご存知の「パピルス」というものです。その表面に、煤とアラビアゴムを混ぜた墨で文字を書いていたワケです。これが海を渡ってローマで普及し始めたのは、6世紀頃だと言われています。

しかし、パピルスは安価かつ身近であったものの、時代の推移と共に、より耐久性に優れ、両面に書くことが出来る上に、細密な彩色に適していた「羊皮紙」(羊の皮を石灰水でなめして平滑に仕上げた物)に移行する運命を辿ります。

10世紀にパピルスから主流の座を奪って以来、13世紀にシルクロードを通って「紙」が伝わるまで、この羊皮紙はヨーロッパにあって、記録媒体として大きな役割を担っていました。

何年も前のことになりますが、私の友人がヨーロッパに旅行に行かれ、現地で「古い楽譜」を買って来られました。それは、一枚の羊皮紙に記された古い楽譜でしたが、目的は演奏でないため、額に入れて飾っておくとのことでした。

値段を教えて貰ったところ、標準ランクの新品アップライトピアノが一台買えるくらいの金額でした!


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