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エチュード

ショパンの練習曲の中で生徒さんに人気の一曲に「革命」があります。リズムや旋律が分かりやすいためか、「簡単な曲」と言う人が多いのですが、実は、これを綺麗に弾き通すのは結構大変なのです。

まず、左手の16分音符に、圧倒的なパワーと流麗さの両方が要求されます。また、各指の独立性、特に第2指と第4指の強靭性は不可欠です。また、親指にテクニックの比重がかかっている為、効果的な手首の回転運動を習得する必要があります。

右手には、オクターヴと和音の打鍵、および確実性のある跳躍が要求されますから、安定した手のフォームと同時に手首の弛緩による上下運動が必要とされます。

ペダル用法においては、第一拍に長い和音がある場合は、常にその和音の打鍵と同時にペダルを踏むことが大切です。バス音の響きが貧弱にならないためです。

私はこの曲を練習するときに、29小節目から32小節目の左手のパッセージが難しいと感じます。パデレフスキー版やエキエル版の傍らに、コルトー版などを置いて練習してみると、練習のヒントが与えられることがあります。特に、生徒さんの指導に際しては、自分と同じ指使いを強要しないなど柔軟性には、特に気をつけるようにしたいと思っております。


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