ヨハネス・クリュソストムスって誰？

モーツァルトのソナタはピアノ学習者の中で、特に人気の高い作品ですね。
ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトと言うと、よく「長い名前だなあ」というリアクションが返ってきます。
しかし、彼の正式な名前は「ヨハネス・クリュソストムス・ヴォルフガングス・テオフィールス・モーツァルト（Johannes Chrysostomus Wolfgangus Theophilus Mozart」なんです。もっと長いですね！（汗）
これは洗礼名ですが、当時は出生簿とキリスト教徒としての届出が兼用されていたのです。
この長い名前のうち、「テオフィールス（テオピルス）」（ラテン語で、「神に愛された者」の意）の部分を「アマデウス（Amadeus）」と意訳し、モーツァルト本人が「アマデウス」のイタリア語「アマデオ（Amadeo）」や、ドイツ語の「ゴットリープ（Gottlieb）」などを自らの通称としていました。
そのため、彼は後に「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」と呼ばれることになったのです。