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音の色彩① 色聴という共感覚

皆さん、こんにちは!

ピアノを習っていらっしゃる方は、先生から「もっと温かい音色で」とか「柔らかい音色で」などと言われたことがあるのではないでしょうか。

このように、音に色があるということは、ピアノの世界では当たり前のこととして認識されています。

しかしこうした一般的な能力とはまた別に、音楽を聴く時や音を頭に思いう浮かべながら楽譜を読む時、それに対応する具体的な色彩が見えるといった特殊な能力を持っている人々がいます。

それは複数の知覚が同時に影響し合うことによってもたらされる現象であって、一説によると、五感が未分化である生後3カ月未満の子どもには起きているとされています。

そういった知覚現象のうち、音から色が見える感覚は「色聴」と称されます。

作品に色聴が表れている作曲家と言えば、多くの方はドビュッシーを思い浮かべるのではないでしょうか?

私はメシアンの名前を一番に思いついたのですが、実はそのメシアン自身が、色聴の鋭い作曲家の筆頭(自分を除く)にドビュッシーを挙げているのです。

同作曲家は他にもスクリャービン、リムスキー・コルサコフ、ムソルグスキー、ストラヴィンンスキー、ワーグナーを挙げており、意外だったのはショパンとモーツァルトも色聴の強い音楽家として名を連ねていたことです。
(出典:オリヴィエ・メシアンその音楽的宇宙 音楽之友社)

これらの作曲家について興味が湧いてきましたので、次のブログでもう少し掘り下げてみたいと思います。

暑い日が続いていますので、皆さんご自愛下さいね。
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