日本全国のピアノ教室が5000件以上掲載!

先月の「他人より。。。」つながりです

上手になりたいではなく、「他人より」上手になりたい欲求の生徒のピアノの音色はがつがつしていて汚いです。「積極的」と、やんわりオブラートで包んだ表現でごまかせないほどに攻撃的で聞くに堪えません。他人より上手になりたいと思っていても素敵な音楽を奏でることのできる生徒はたくさんいると思うので、一部の生徒達のことです。

ピアノで好きな音楽を奏でる喜びは、だいたいどの子からも感じられるのですが、「他人より」というこだわりがある子は、ピアノ弾いていて楽しいではなく、「どうだ!すごいだろう!私のピアノは」というアピールが辟易するほど強いのです。そんなに主張しなくってわかるから大丈夫だよと思わず言いたくなります。速く弾かなくてはいけないところだったり、トリルなどがあると、全体のバランスや、その曲がかもし出す雰囲気などとは全く関係なく、「どうだ!私はこんなに速く弾けるのよ。先生すごいでしょう!先生褒めて~。」光線に満ちあふれています。

全然すごくないのを褒めればどんな音がきれいな音なのか知り得るチャンスを失うので、こんなときはどう指導したらいいか本当に困ります。多分心意気だけを褒めて、でもね。。。と続くような気がします。どれが良くてどれが悪い音なのかわからないうちは、良い/悪いは伝えないと自分で区別できるようにならないのではないかなあ。

英語でも同じです。少人数のグループレッスンだと、摩擦が生じます。「他人より」上手になりたいのでみんな頑張ります。男女共学だと、お互いに悪いところは見せたくなくてがんばるのに似ています。でも、時として習っていなくてできない子の悪口を言い始めるのです。思わず叫んでしまったのが、「ピアノや英語を習っている人が習っていない人より上手なのは当たり前でしょう!(実際は十人十色)。私は他の人より上手になることで、あなたたちが弱い者いじめができるようになるために教えているんじゃありませーん!」

子供たちのディスりあいは、幼いだけあって露骨です。そうやって精神的にもたくましくなっていくのだとは思いますが、できない子をバカにしてゆがんだ優越感にひたるのではなく、親のおかげで運よく手に入れた(もちろん本人の努力も!)技術をみんなと分け合える優しい心の持ち主になるために習い事をしてほしいと思います。それには保護者以外の大人の声掛けが大切です。


↓お問い合わせは、こちらからどうぞ!↓

↓お問い合わせ・体験のお申し込みはこちらから!↓

この教室へお問い合わせ

↑体験レッスンお申し込みも、こちらからどうぞ!↑

このブログへのコメント