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なんで6歳6月6日が習い事を始める時期なの?

昔は6歳の6月6日に習い事を始める風習があったようです。なんで6歳なのかな?と思って調べたら、世阿弥が書いた能の理論書『風姿花伝』に七歳(満六歳)から稽古を始めるように書かれてあるのだそうです。多少の個体差はあれ、6歳は幼児期を抜け出す時期なのでしょう。現代は栄養状態も格段に良く外界からの刺激も多く、成長が早くなっていると感じるので、幼稚園時に習い事を始めるというのは早期教育でもなんでもなく妥当な時期なのでしょう。

6月6日は単なる語呂合わせなそうですが、日本の学校が4月始まりなのを考えると、これまた理にかなっていると感じます。4月の入学式以来、新しい生活に慣れるのに必死な期間、授業参観、運動会と、怒涛の如く行事が続いて、ほっと一息入れると6月なんですよね。城南小学校さんはドッジボール大会で忙しいままかな?なので私の感覚としては、4月をはずして、前倒ししてスタートするか、6月以降にスタートするのが子供さんの負担が少ないのでは?といつも思います。

いつだったかは、1年生になった途端、車でばかり移動していたのが徒歩になって体力がついていかず、お昼寝が必要になり、ピアノどころじゃなくなった生徒さんがいらっしゃいました。学校で精いっぱいですとおっしゃり、やめていかれました。そんなこともあるので習いごとは、3月,4月は外した方がいいような気がしますし、気候の良い時期にスタートするのが楽ですよね。梅雨に突入すると大変かな?4月開講を謳っている業者さんはそこらへん配慮なさっているのでしょうか?

蛇足ですが、日本の学校の4月始まりは、明治時代の頃から何度も変わったそうです。
ドイツやイギリスを手本にしたため当初9月だったものが、二転三転する会計年度と一致させるためや、稲作中心の行政もろもろの理由で細かな修正を段階的に加えて、戦後までかかって今の年度形態に落ち着いたそうです。最近は欧米の9月始まりに合わせようという動きも出てきているので、そのうちまた変わるのかもしれませんね。

3月にも習い事を始める時期について書きました。そちらには耳が6歳頃までに大人の耳に成長しきってしまう話と合わせて説明してあります。ご興味のある方は合わせてお読みくださいませ。ここ数か月同じようなことばかり書いていますね。来月は何か他のことを考えます。


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