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『育脳ピアノレッスンの教科書』セミナー2

ブログにご訪問いただき ありがとうございます。
以前、ご紹介させていただきました『育脳ピアノレッスンの教科書』セミナーの続きをご紹介させていただきます。

『 ピアノは、脳に良い 』  というこのお話し。

講師は、アメリカの、バイオラ大学音楽学部ピアノ科講師の河村まなみ先生 と
解説をしてくださるのは、ピアノの先生で、コーチングのコーチでもいらっしゃいます
保科陽子先生です。

前回は、脳科学と音楽を関連づけた研究は、アメリカの研究であること
アメリカの音楽教育の歴史が背景にあったことを、ご紹介させていただきました。

では、その研究を担う、音楽に興味を持つ研究者はどのようにして生まれるのか?

もうひとつの背景として、アメリカの教育の考え方について、今回はご紹介させていただきます

それは リベラル・アーツ というものです。

リベラル・アーツとは、ギリシャ・ローマ時代 に生まれた『人が持つ必要がある実践的な知識・学問』 文法・修辞学・論理学・算術・幾何・天文・音楽が含まれており
このようなものを学ぶことによって全人格が教育される。という理念です。

アメリカの大学では、根底にこのリベラル・アーツの理念が大事だという思いがあるそうです。

有名なハーバード大学でも

『リベラル・アーツと科学の教育はハーバード大学にとって
 最も中心的な教育理念であり目標です。
 学生たちは世界に貢献できるようになる前に 
 まずはリベラル・アーツと科学の教育を通して
 幅広い知識の基礎を学び、比較分析力、判断力、表現力を得るのです』

と謳われています。

そして、音大という単科大学はほとんどなく、総合大学に音楽学部があるそうです。

具体的には、河村先生が講師をされていらっしゃいますバイオラ大学の場合

・芸術科目(音楽、美術のいずれか)は全学生必須
・音楽一般教養のクラスがある(音楽史入門、ピアノ・クラスなど)
・経験があれば、専門のクラスやレッスンも受けられる
・音楽学部生でなくてもオーディションに通れば、合唱団、オーケストラ  
 吹奏楽団に参加できる(奨学金がもらえる場合もある)
・音楽学部主催の演奏会も見ることができる
・専攻、副専攻という学位を取ることもできる
(例:経済学部専攻ピアノ副専攻、ピアノ専攻経済学部副専攻など)

このような環境では、学生の間でいろいろな話題が起こったり
音楽が、音楽学部以外の学生にも非常に近いところにある。ということです。

ずいぶん、日本とは環境が違いますね。
学生生活の中に、音楽が常にある。という感じがしますね

そして、例えば、政治学専攻の生徒が、ピアノも専攻として勉強し
卒業後、政治の分野で音楽をどのように広めたら良いか、ということを
考えながら活動されている。ということもあるそうです。

さらに、大学以外でも
・ほとんどの小学校では合唱団、吹奏楽部、オーケストラ、ジャズバンドのいずれか
 またはいくつかを持っていたり
・小学校でピアノレッスンが受けられたり
・大学入試でも、ピアノの実績
 (グレード試験やコンクール実績、高齢者施設での演奏会などの社会奉仕活動)
 が評価対象になる
・コミュニティー・カレッジ(公立短大)では
 大人になっても、学費は無料か格安で音楽の授業を受けられる
・各地で音楽祭、大人向けのピアノのサマー・スクールも盛ん
・大学でも、多くの学生は奨学金を受けられる

など、広く社会的に音楽に触れたり、学んだりできる環境とのことです
羨ましいですね。。

このリベラル・アーツ教育の結果の一つとして
脳科学と音楽が結びついた論文の誕生があるようです。
それにつきましては、また、後日ご紹介せていただきたいと思います。

最後までお読みくださりありがとうございました。


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