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絶対音感 ①

音楽をやるなら絶対音感がないとダメ?と不安になる方がいらっしゃるかもしれませんが、そんな事はありません。
絶対音感というのは、ある音を単純に聞いた時にその音が何の音名か瞬時に分かる能力の事ですが、私自身は5歳からのピアノやソルフェージュレッスンのおかげで、絶対音感が「ほぼ」身に付きました。
救急車や消防車のサイレン、初めて見るテレビCMの曲もドレミで聞こえてきます。
「ほぼ」と書いたのは、絶対音感にもレベルがあるので…指揮者の方は風の音やバンッという衝撃音までドレミで聞こえたりするようなのですが、私は風の音はサーッ、バンッはバンッとしか聞こえないので(笑)、そこまでではないという事です。
高校生・大学生の頃に学んだ即興演奏や和声学のおかげで、初めて聞いたメロディでも頭の中に伴奏(和音)が浮かびますし、いわゆる耳コピやアレンジも出来る訳ですが。


中1から高1まで吹奏楽部でクラリネットを担当した4年間は、絶対音感があるせいで大変な苦労をしました。
クラリネットでドの指づかいで吹くと♭シが鳴る=楽譜上の音と実際に出る音が1音ズレているのです。
楽譜は「ドファラ」と書かれているのに、「♭シ♭ミソ」が鳴るんですから大混乱です(笑)
この世にそんな楽器がある事を初めて知った私は、クラリネット担当になった事を激しく後悔しました。
本当はトランペットがやりたかったのです…華やかでパキッとした音色に憧れていたのに、一緒に入部した仲間に親戚からもらったトランペットを持っている子が二人いたので、三人は不要→人手不足だったクラリネットに配属されたのでした…。

吹奏楽の楽器でド=ドなのはフルート、オーボエ、ファゴットくらい、トランペットもド=♭シである事を後から知るんですけどね(笑)
[厳密に言うと、クラリネットもトランペットもド=♭シだけではなく何種類もあります]


相対音感(二つの音のどちらが高いか判断したり、事前に基準の音が示された時に音名が分かる能力)もありますが、音楽を専門にやるなら、どちらかの音感はあった方が良いでしょう。
絶対音感は7歳以上になると身に付きにくいですが、相対音感は勉強と訓練次第で習得可能です。

そして先ほど書いたとおり、吹奏楽においては相対音感の方が良かったりもするので、ピアノ、声楽、クラリネットの経験による私の音感に対する考えや、生徒さんにレッスンでどう音感を身に付けてさしあげようとしているかは、またの機会に書かせていただこうと思います。


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