ペダルの使い方
中高生くらいの生徒さんたちに、
「何か弾いてみたい曲はある?」と聞くと、
「〇〇をyoutuberの〇〇さんみたいに弾いてみたい!」
という答えが返ってくることがあります。
J-popなど、流行っている曲をいち早くコピーして、その演奏動画をyoutubeにアップロードするというものらしいのですが、
「〇〇を弾いてみた」
というテーマで、かなりの演奏動画がヒットします。
自分の好きな曲を、楽譜がなくても自由に弾けるということは、
そこに行き着くまでのたくさんの練習時間と根気、努力を差し引いても、
一生ものの宝になると思います。
モーツァルトやベートーベン、リストなど、クラシック音楽の大作曲家たちも
実は即興演奏の名手であったとも言われています。
お料理の世界で、経験やセンスを活かして、素晴らしい創作料理を編み出す料理人もいますが、即興演奏もそれに近いものではないかと思います。
さて、そんな数々のyoutube動画を見て、一つ気になったのが、
「ペダルが多すぎる!」
です。
せっかく曲をコピーして、それを演奏する素晴らしい技術もあるのに、
ペダル(ダンパーペダル)が多すぎて、音が濁ってしまっている演奏が多いのです。
極論かもしれませんが、
「ペダルを全く使わなくても、聴かせられるように演奏する」
というのが、理想的だと私は考えています。
皆さんはどう思われますか??
ペダルを使わなくても、充分表現できるようになった時、
本当の意味で、ペダルの効果が現れるはずです。
最初からペダルをガンガン踏んで練習している人は、ぜひ一度、
ペダルから足を離して、本来の音に耳を澄ましてみてください♪
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