バッハコンクールに初挑戦

小学５年生からレッスンに通っている中２のKちゃん。



小さい時からマイペースで習っていて、私の教室に来た時はブルグミュラーに入ったばかりでした。



彼女の希望は、弾きたい曲を弾けるようにしたいということでした。



ツェルニー１００番も少し練習していたようでしたが、こちらはあまり好みでない様子でした。



進学校に通っているので、練習に時間が取れない事を考えて、



ツェルニーは、2部形式で書かれた曲の半分までで仕上げようということにしました。



二分の一ツェルニーとブルグミュラー、そして彼女の弾きたい曲というレッスンをして約3年。



これまでに、ドビュッシーの亜麻色の髪の乙女、リストの愛の夢、ショパンの革命のエチュードなど、



時間はかかっても彼女なりの素敵な音楽を奏でて来ました。



練習曲は相変らずブルグミュラーですが、ブルグミュラー程度では弾けない難曲をこなしてきたKちゃん。



ブルグミュラー練習しているからブルグミュラーコンクールに挑戦しようかな？



と思ったのですが、なんと、ブルグミュラーコンクール、受付５日で締め切りになってしまい、エントリーできませんでした。



せっかくコンクールに挑戦しようと思ったのだから、これから募集になるバッハコンクール受けてみる？



という事になりました。



そろそろインヴェンションを練習してほしいなと思っていたので、ちょうど良い機会かなとおもいました。



Kちゃんにとってバッハは初挑戦の作曲家。



ポリフォニーの音楽の難しさを体験しました。



コンクールも、バッハも初挑戦のKちゃん。



いつも落ち着いて冷静なKちゃんですが、さすがにコンクール当日は緊張して手が氷のように冷たくなっていました。



暖かい家族に見守られて、Kちゃん立派に演奏することが出来ました。



結果は当日ネット発表。



Kちゃん、全国大会出場が決まりました。



おめでとう！良かったね♡



先生も嬉しい～。全国大会も頑張ってね～！