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『狩(かり)』について解説します。

ひたちなか市・那珂市でピアノ教室を

開いております稲野辺純子です。
いつも私のブログをご覧下さり

ありがとうございます。



今回は、子供たちが大好きな

ブリュクミュラー25の練習曲より

9番『狩(かり)』をご紹介いたします。

その前に、

まずは、作曲者のブルクミュラー

についてですが

1806年に、ドイツのレーゲンスブルクで

生まれます。

指揮者・ワイマール劇場監督のお父さんから

ピアノの手ほどきを受けます。



1832年・26歳の時フランスのパリに移住し、

ピアノの教師として、

人気を得ながら

600以上もピアノ教育用の曲を

残してくれました。



皆様ご存じの



メンデルスゾーン・ショパン・シューマン・リストなどが

生きたロマン派という時代に、

ブルクミュラーも含まれます。

なので、バイエル教則本を、学んだあとに

弾いてみると、ちょっと大人っぽく感じられるのでは

ないでしょうか?



*******



それでは、『狩(かり)』について

解説します。



C dur(ハ長調)・8分の6拍子



Allegro vivace(アレグロビバーチェ)

アレグロは快活な速さで、

ビバーチェは生き生きと

という意味になります。



曲の冒頭は、序奏となっており

馬の蹄の音を思わせます。

ここは森の中、

狩をする人達が遠くから

近づく様子を

P→cresc. → f→フェルマータ

を用い表現しようとしているのが

窺えます。



ロンド形式(ABACA)

になっており

Aでは、狩の角笛の音が

左手のホルン5度で表現されています。

近くで・遠くで聴こえますね。



テクニックとしては、

右手にソの

単純な反復の同音連打を控えめに。

左右のバランスに

気を配ります。



いつもの左右のバランスとは、逆ですね。



次にBの部分です。

un poco agitato

ウン ポーコ アジタート

(興奮して)



この部分は、森の動物たちの心情

と捉えるといかがでしょうか?



cの分も、森の動物たちの心情と

考えられるっでしょう。

 

最後のcおーだですが、

序奏の変形です。

perdenndosi(ペルデンドシ)は、

消えるように

また

rallentando(ラレンタンド)は、感情的な表現で

<自分の意思で>

だんだん遅くする



この2つの音楽用語からすると、

狩は終わり

狩をする人々の群れは

森から去っていき

いつもの森の静寂が戻った。

といったところでしょうか。



それでは、私のレッスン動画をYouTubeに

アップしましたのでご覧下さい。

https://youtu.be/PxIcqeiZKTk


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