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作曲者にレッスン?

非常勤を務める音楽高校で、作曲のできる生徒さんがいます。

今度の定期実技試験、音大受験に、自作の演奏をされます。

その演奏のレッスンを少し前から担当しています。

彼女の弾く自作の曲を聴きながら、楽譜を見ながら、初めて接する曲でも、この音楽にはこういう情緒が含まれているのかな?というものが聴き取れます。

それは、作曲者本人の演奏とは必ずしも一致しません。

一通り作曲者の弾く自作曲の演奏を聴き終えて、質問します。

「何%理想を具現できてる?」

そして100パーセントじゃないことを確認して、その曲の譜面や和声、メロディーから受けた印象を話してみます。

「元気に始まるのではなく、思考の途中からポツリと発せられた言葉のように始まるのはどうかしら。」

「風を感じるけれども、空気のひんやりした空間、風の通う空間のような表現の方がふさわしく感じるけど、どうかしら。」

提案は首をブンブン縦に振って「そうしたいんです!!!」と賛同されました。(これは面白い発見です!)

作品は、作曲者の手を離れて、独自の世界をちゃんと持つんですね。と感慨深く感じました。

さて。

では、そういう表現をするためのピアノテクニックを選んでみましょうか。となります。

肩の力の抜き方、フレーズによる手のひら、指、腕の使い方、カウントのとりかた、息の吸い方。

そういった一つ一つのことで、同じ楽譜がどんどんとその曲にふさわしい表情を纏っていきます。

レッスンって本当に楽しいです。


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