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「尊重」と「放任」と

もう半世紀も昔のことですが(笑)


大阪にあった祖父母の家で
大きな犬を飼っていました。
名前は「アンディー」
エアデールテリアのオスでした。


2歳になってすぐ、
突然母と母の実家にやってきて
入り浸るようになった私にとって
彼は唯一の親友。



すでに成犬だったアンディーは
訳のわからないことをして
すぐに泣き出す当時の私よりも
ずっと立派な人格者(?)でした。



それもそのはず
彼には小さいうちから調教師がつき

・歩き方、走り方
・命令への正しい反応
・人間への接し方〜等

人と暮らし、人に愛されるための
ノウハウをしっかりと身につけ
「ドッグショー」にも出場し
優勝したこともありました。


そして適齢期。


当時、大阪にいたメスのエアデールテリアは
たったの「1頭」。


当然アンディーはその「彼女」と
お見合いをしたのですが・・・


普段穏やかで
ジェントルマンな彼が
どうにもこうにも
彼女のことを「毛嫌いして」
お話にならなかったというのだから
仕方ありません。


彼の気持ちを「尊重」した結果
家族(人間の)に愛されて
一生独身のまま長生きしました。



アンディーがなくなってすぐに
またエアデールテリアの子犬が
やってきました。


その子犬も「アンディー」・・・
名前を考えるのが面倒だったのでしょう。


そんなんだから
調教師にもつけない


可愛がってはいましたよ


でもいわゆる「放任」


結果・・・
無駄吠えする、何にでも噛み付く、
命令を聞かない、
落ち着きがなくすぐに家出・・・・


何度も連れ戻したのですが
数度目の家出の後、
消息を断ちました。


「尊重」と「放任」と・・・
両者の匙加減は本当に難しい


そして、尊重するには
両者にエネルギーが必要です。


この「エネルギー」という言葉、
「愛」とも
言い替えられると思います。


しかし一歩間違えると「束縛」です。


そうならないためには
コミュニケーションが大事。


レッスン内で曲が仕上がった時、
録画したものをお母さんに
よく送ります。


「わぁ、こんなふうに弾けるように
 なったんですね」


そんな感想をいただく瞬間が
私の至福の時。


生きとし生けるもの
「皆同じ」とは言えませんが
最近ふと湧きあがった記憶に
教えられた気分になりました。



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