嬉しいことがありました

　ものすごく嬉しいことがありましたので

　報告させていただきます。



　先日、Aちゃんとママが

　いつも通りお約束の時間に

　来てくださいました。

　そこでママから一言

　「先生、驚かないで下さい。
　　今日からこの子、

普通に喋るそうです！！」


え〜〜〜〜〜〜〜〜っ！？

　そうなの！！？？？
　

　

　・・・・って、

　なんのこっちゃ？？って感じますよね。

　ちよっと説明を。


　Aちゃんがうちの教室に

　始めてきてくれたのは

　4年前、4歳になってすぐの頃でした。

　弟さんが生まれたばかりで

　ママは忙しく、

　パパと一緒に来て下さいました。


　
　お行儀が良くて
　
　しっかりしていて

　賢いお子さん。

　通っているのは

　知育・体育に熱心な私立幼稚園。

　事前に対応してくださったママ、

　当日来てくださったパパ、

　お二人とも知的な方々。

　おまけに、

　もともとご紹介の窓口に

　なってくださっていたのは

　おばあちゃま。

　なんとまぁ、私としては

　「腕がなるわ〜！」状態です。

　

　ところが、

　たった一つ『謎』がありました。



　長年、声を聞かせてもらえない・・・

　・・・お話、してくれな買ったんです。


　
　これまで何十年とピアノ指導してきて

　このケース、

　実は初めてでした。



　私はよく喋る方だとは思います。

　で、

　類は友を呼ぶ？

　ついつい

　しゃべりのおばちゃんに

　つられてしまう？

　

　うちの生徒さんたち、
　けっこう、よく喋りますゲラゲラ



　だから、最初は

　まぁ、慣れたら

　色々喋ってくれるだろう・・・と、

　あまり気にせず、

　とはいえ

　レッスンの合間にちょこっと

　笑いを誘うようなことを

　投げかけてはいました。

　
　
　でもこれすら、我慢大会。

　
　限界（笑うのを堪える）に達している風、
　
　なのに、

　すごい我慢・・・苦しくない？みたいな。

　

　いくらなんでも

　ちょっと心配で、何度かママに

　質問しましたが、

　そうするとママの方が辛そうに

　謝ってくださる〜〜〜〜！

　

　2年ほどして、ある日突然

　ママから報告

　「今日からお帰りのご挨拶だけは
　　できるそうです」

　お帰り時、しっかりと

　お辞儀しながら「さようなら」！

　
　当時、それだけでも私にしたら
　かなり嬉しい衝撃でした。

　が、

　今回はもう、

　レベルが違〜〜〜〜〜う大衝撃！


　
　この度、ピアノを弾く前にちょっとお試し

　「ねぇねぇ、なんで今まで
　　喋ってくれなかったの？」と私。

　「恥ずかしかったの」と

　しっかりした口調で

　Aちゃん即答！！！

　

　いくら言葉を探しても、

　この日の私の嬉しさ度合い、
　
　皆様には残念ながら伝わらないかもです。




　それでもいい！！

　渡辺ピアノ教室、間違いなく今年の

　「嬉しかったこと大賞」でした。