『サラバンド』をピアノで弾くときに
『サラバンド』はスペイン起源の踊りで、
フランスをはじめヨーロッパ中で流行した
壮重な3拍子の舞曲です。
サラバンドの一種である「フォリア」などは
とても華麗な踊りです。
3拍子は普通1拍めに重さ(ビート)がありますが、
サラバンドは時々 「タンターンタ」と
2拍目に重さが入るのも特徴です。
実際バロックダンスの踊りのステップは
4小節(8小節)一まとまりになる様です。
バロック小品ピアノ曲集によく登場する
コレッリ作曲「サラバンド ホ短調」
左手の通奏低音部にsempre legato
〈いつも滑かにつなぐ〉と書かれた楽譜が多いですが、
原譜にはありません。
なので、時にフレーズを切っても
良いと思われます。
また、通奏低音を共に弾くチェロやガンバ奏者は
この8分音音符連続を
スラーを付けては弾けませんので、
1音1音ノンレガートっぽく弾くのも
あり、と思います。
原曲はヴァイオリンソナタopus5-8
原曲の楽譜(ファクシミリ)を見ると、
楽譜の始めにラルゴ(ゆったりゆっくり)とあります。
ヴァイオリン演奏はかなりゆったりですね。
ピアノソロで弾くときは、
通奏低音で惹かれる右手和音が無い
〈骨組みだけ〉の様なものですから、
少し速くなるかな〜と思います。
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