小学生を教えていて感じた「アレっ？」〜すぐに投げ出すこと

ずいぶん前に塾の先生をした事がありました。

偶然知り合ったチューターの先生が
私を気にいってくださり、
週１〜２で小学生を教えました。

チューターの先生は
もと某有名進学塾の俊腕先生で、
折に触れて『今どきのお子さん』について
お話くださいました。

普通の学習塾の２教室で
小３から中２まで幅広い学年を教えました。

息子の勉強をみていた時の事は
かなり忘れていましたが、
教えるのは楽しい仕事でした。

教え始めて 程なく、
「アレッ？ どうしてだろう」と
感じる事がいくつか。。。

始めは、そのお子さんの問題か、と思いましたが、
何人も教えていると、
この子も、この子も、、、と

同じような事が起きました。
ちょっと分からないと 投げ出すんです

計算や文章題で少しでもつまづくと、
「ああ〜ヤダ〜〜、やーめた！」と
なってしまいます。

じっくり3分、5分、考えればわかる事なのに
その前に投げ出す子が約３割強。
これには驚きました。

手取り足取りをしてもらうのを待っている子が多い

漢字の書き順も、自分でドリルを見たり辞書を引くより
「先生に聞いた方が早いやん、ラクやし〜」と
言います。

「自分で調べてネ！〇〇ページを見てね」
と何度も何度も言いました。

小４、５になって分からない事が積み上がって
辛いお子さんもいました。
思い切って、下の学年の算数からやり直しました。

どのお子さんも、段々に私のペースに慣れて、
少しずつ、多くの課題もこなす様になり
「めんどくさい〜」の言葉も減ってきました。

そこで 気がついたのは、
ピアノの生徒さんのこと。

ピアノの生徒さんは みんな
粘り強い！　
投げ出さないお子さんばかり！

勉強を教える仕事は、父の介護で辞めましたが
驚くこと、考えさせられること、
満載の10ヶ月でした。


ピアノ以外を教えたことのなかった私は
初めて、今の子どもさんたちの
フツーの状態を垣間見て、
ピアノという習い事のメリットを実感した経験でした。

ピアノや楽器は、繰り返し練習をして
上手になっていきます。

毎日少しずつの練習が
自然にいろんな力〜根気、粘り強さ〜などを
育んでいるんですね。

お子さんが音楽に興味がある様でしたら
ピアノをお勧めします。

音楽の楽しさはもちろん！
やりたくない事にもしっかり取り組める
『実行機能』という力も身についていきます。

只今 新規生徒様募集中です。
初めての方も大歓迎です。
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