ハーバード流育脳ピアノレッスン⑥AI時代にも生き残れる職業は？

先月に引き続き音楽と脳科学の研究についてのセミナーを受けましたので
その内容についてです。

講師は前回と同じく
アメリカのカリフォルニア州のロサンゼルスの近くにある
バイオラ大学でピアノ指導をされている河村まなみ先生です。

河村先生はなぜ脳科学の研究を始めたのかという理由に
自分が大学でピアノを教えている学生やその親たちに
ピアノの先生という仕事の価値をしっかりわかってほしいと思ったからと
話しておられました。

現在、世界はどんどん進歩し私たちの仕事も
AIにとって変わられてしまう職業が多くなってきています。
ピアノを習っても将来の仕事に結びつかないと
お考えの方もあるかもしれません。

プレジデントオンラインの調査によりますと
AI時代でも消滅せずに稼げる職業に

音楽アーティスト
教師

がベストテンの中に入っています。

ピアノの先生もAIには代ることのできない大切な職業ということになります。

保育園、幼稚園、小学校の先生もこの中に入ります。

なぜなら子供の行動は突拍子もない事が多いので
AIでは対処しきれない職業だという事でした。

私たちも日頃レッスンで子供さんと接していて
計画通りにいかない事が多々あることはしばしば経験しています。

その時に生きてくるのは長年の間に培った自分の経験です。



もう一つ私が今回のセミナーで嬉しく誇りに思った事がありました。

それはピアノの先生の仕事が
次世代を想像する仕事だと河村先生からお聞きしたことです。

ピアノのレッスンは理想の子供たちを育てられる可能性がある
ということで

レッスンを通して子供たちが体験できることは

・大人は自分を愛し助けてくれるのだと知る→信頼感が芽生える

・大人との接し方を学べる→社会性、協調性が身に付く

・何かをやり遂げる力をつける→責任感、忍耐力、継続力、計画性、達成感
　　　　　　　　　　　　　　　幸福感を身につけられる

・曲の習得を通じて判断力、決断力が養われる

・失敗を通して自分を知り、認め、対策や感情のコントロールを学ぶ→謙虚、自制、解決力，人の痛みを理解できる

・自信を持ち自立する力をつける


こんなにもたくさんの素晴らしい事がピアノのレッスンの裏にあったのだ
ということを知った事です。


今日はピアノの先生がAI時代にも生き残れる職業だということと
ピアノのレッスンの素晴らしさについてお伝えしました。

最後までお読みいただきありがとうございました。