82歳の全盲の方、ピアノに生きがいを感じています。

2年前あたりに緑内障から全盲になってしまったシニアの生徒さん。

60年のブランクがありましたが、若い頃、音大を目指していた事もあり、その僅かな記憶で目が見えなくても、ピアノを習いに来ています。

家でボーっとしていると、認知症になったら困ると、ピアノが弾ける娘さんの勧めで再開しました。

今年の発表会では、かつてお気に入りのハノンの31番を見事に弾きました。

毎日がピアノの練習で生活に活力があるようです。

80代になると、なにか始めようと思ってもなかなか、難しいかもしれませんが、

昔の記憶があると、始めやすいようです。

子育てや仕事をしている若いうちは、忙しさから、なにか新しい事にチャレンジは大変かもしれませんが、

月に2回からでも始められます。

現在、生徒さんのお母様やお父様2人の方が親子で習っていたり、

赤ちゃんを背負いながら、レッスンに来られているお母様。

仕事と両立している男性の方などなど、

大人の生徒さんも習いにきています。