ご高齢の生徒さんが生き生きと

70歳でピアノを始めた生徒さん。
もうすぐピアノを始めて、3年になります。
発表会にも2回出演しました。
体験レッスンを何箇所かのピアノ教室へ行かれてから、当教室へご入会されたそうですが、私とたまたま相性が合ったのでしょう(笑)

ピアノのレッスンは、人と人の1対1ですから、相性が大切です。
私は、年齢に関係なく、初級や導入の頃から、"ピアノがただ弾ければ良い"とは思っていませんので、細かい所まで指導しています。

初級の楽譜からアナリーゼ(曲の分析)をして、ゼクエンツを探してみて、楽譜には　書かれていない強弱を見つけたり、小さな生徒さんにも指導しています。
まだ言葉は　理解できていなくても内容を言えば、答えられます。(音の階段になるから、強弱は…)

娘達が小学生の頃は、作曲家の先生のレッスンにも同行していましたので、なかなか勉強になり、レッスンにも役立っています。


その生徒さんは、73歳でも探究心が旺盛で、こちらがもう合格でも良いと思っても、「まだまだ、引き続き精進します」
と、常に向上心があります。ですから、年齢でこれは無理では　ないか？とも思わないで、どんどん注文します(笑)
1日に何時間か練習されているようで、ハノンやバーナム、ブルグミュラーも頑張っています。今は、ちょっと背伸びして、"エリーゼの為に"を練習中です。

ただ、持病持ちの方なので、体調を優先にしています。インフルエンザの流行る頃には、かなりお互いに気をつけていましたが、今は　オンラインレッスンが可能になったおかげで、生き生きとレッスンを受けて下さっています。

恐らくその生徒さんにとって、今回のコロナ禍で、ピアノを習う選択肢が増えて良かったのでは、ないでしょうか。