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ピアノを弾いていなくても、その曲に向き合っている時間は練習時間です!

〈譜読みについて〉の続きは、またまた先延ばし。。。

〈両手でゆっくり譜読み〉を初チャレンジ中の、とあるレッスン会員さん。
会社員の方で年末にかけてお仕事が忙しく「今日はボロボロです〜」と言いながらもレッスンに来てくれました。
そして実際のところ、前回レッスンで弾けていたところも今回のレッスンではおぼつかない。でも私は、

来てくれるだけでもすごいよ!

と言いたいです。

そんなレッスンで私が何をするかというと、会員さんと一緒に〈家での練習方法〉について考えていきます。

難しいところを会員さんが何度かくり返して弾き、間違った音やリズムをその都度直そうとチャレンジするのを聴くと、
「ふむ、普段はこうやって練習しているのだな。」
と分かってきます。そうしたら、

音やリズムの間違いをその場で直すのではなく、違う練習方法を提案します。

その方法は時短が最優先!!
仕事しながら趣味でピアノを弾く人に、
「100回繰り返して弾いたら出来るようになりますよ」
なんて言えません。
100回繰り返すような練習はそもそも良くないと思っている私。

今回のレッスンでは、

1. いつも間違ってしまう場所を突き止める。

2. 複数あるなら、それを付箋に書き出して楽譜に貼る。
例えば、
5小節目の2拍目の左手の和音
7小節目の1拍目の右手のリズム
10小節目から11節目へ入るタイミング
などなど、です。

3. ひとつひとつ、間違いを直していく。
上のリストであれば、まずは5小節2拍目の左手和音を確実に弾くために、1拍目から2拍目だけを練習。
出来るようになってきたら、5小節全体を弾いたり、4小節目からつなげて弾いてみたり、曲の最初からつなげて弾いてみる。
それが出来たら、次の項目へ。7小節1拍目の右手リズムを直すために、6小節目後半から弾く。。。こんな感じです。

項目と項目のあいだに、休憩を入れて脳を休ませるのも大事です。

そして大切なのは、ピアノを弾いていなくても、その曲に向き合っている時間は練習時間である、ということ。

上記の練習方法で、
1. いつも間違ってしまう場所を突き止める。
2. 複数あるなら、それを付箋に書き出して楽譜に貼る。

この2つの作業をしているときはピアノを弾いていません。
でも、これも立派な練習時間です。その曲と自分の課題に正面から向き合っているからです。

もしかしたら、これだけで1日の練習が終わってしまうかもしれません。それでもいいのです!次に練習する際に付箋のメモを見ながら3つ目の過程に取り組めばいいのです。

私も、練習する曲目が多いときはこの方法を使います。

例えば、難しい部分が16小節あるとします。
その16小節を100回繰り返して練習するよりも、上記の練習をお勧めします。

その方が時短で確実!!

ただし、この方法は集中力を必要とします。だから10分くらいで疲れちゃいます。(腕や手じゃなくて、脳が。)

そうしたら休憩する!
または、曲が多いときは違う曲を練習します。




さて、そろそろ私も練習しようっと。


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