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拍子と言葉

音楽の拍子は言語から派生しているのだ、と思います。
いきなり難しい話題ですが。
たとえば、先日演奏したモーツァルトの《「きらきら星」変奏曲》のテーマ。

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写真は、息子が作ったピアノです。この楽譜は息子が鍵盤ハーモニカで弾いていた「きらきら星」の楽譜。ちょうど出だしの部分を貼り付けていました。

日本語で、「きらきらひかる〜おそらのほしよ〜」と歌う場合、4拍子の感覚を意識するでしょうか?

言い換えると、
《き》ら〈き〉ら 《ひ》か〈る〉〜 
のように、1拍目を強く、3拍目を少し強く、そして弱拍(2と4拍目)を弱く歌うでしょうか?

歌わないですよね。
特にアクセントを意識せず、言葉の流れで歌うと思います。そうすると、強拍と弱拍の差はほぼ無くなります。

でもこれが英語の歌詞だと、"Twinkle twinkle little star"となります。必然的に1拍目(と3拍目)にアクセントがつきます。

言葉の流れがそのまま4拍子の感覚、つまり強拍と弱拍に合致するのです。
言い換えれば、言葉の流れだけ意識して歌っていても、自然に4拍子になります。

ヨーロッパの音楽だから、音楽の拍子の感覚はヨーロッパの言語が源になっている、という証しだと思います。

これが、冒頭に書いた通り「拍子は言語から派生する」という考えに至った理由です。


日本語はヨーロッパ言語と全く違います。日本語の話し言葉に強拍と弱拍は無関係です。


強拍は単に強く弾くのではない。
弱拍は単に弱く弾くのではない。

この感覚、感じ取るのも教えるのも、けっこう大変です。


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