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自宅練習での親の関わり方

こんにちは、梅本慧子ピアノ教室のうめもとけいこです。

ピアノの上達に欠かせない自宅練習。
こどもが自ら進んで練習してくれれば問題ないのですが、多くの場合そうもいかないのが現状です。

そこで、今回は自宅練習での親の関わり方についてのお話です。


習い始めの頃は、まだ右も左も分からない状況ですよね。
お子さまは、どこをどの程度練習したら良いか、1人では分かりません。
可能な限り、保護者の方が練習に付き添い、練習時間を割り振ったり、弾く様子を見守ってあげてください。

お子さまが、音読みが分からなくなってしまった場合は、
「それはミだよ」と伝えるのではなく、
「ドがここだよ。そこから順番に上っていくとこれはなんだろう?」と一緒考えてあげて、答えを導いていただきたいです。

保護者としては、大変な作業ですが、答えだけを教えてしまうと、自分で考えることをしなくなり、音読みにいつまでも慣れないため、つまづく原因となってしまいます。

保護者の方にピアノ経験がない場合など、どう教えたら良いか悩む場合は、レッスンに同席いただき、レッスンでの学び方を参考にしていただくと良いと思います。

練習時間は長くやっても良いですが、ダラダラとやるよりは、短くても集中して取り組んだ方が身になります。
練習に取り掛かるのは気が重く、なかなか始められないこともありますよね。

1日5分と決めて、学校に行く前やおやつの後など、疲れていないときにパパッと出来たら良いですね。
毎回、課題の全部をやる必要はありません。
次のレッスン日までに、少しずつ弾ける部分を増やしていけたら良いですね。

うまく弾けるようになったら、好きな印を書き込んだり、シールを貼ったりするのもモチベーションアップに繋がります。

練習曲が多い場合は、どの練習曲をやるか、くじで決めるなんて方法もあるんだとか。
ゲーム性を持たせると、楽しんで取り掛かれるかもしれませんね。


大事なのは、練習を毎日同じ時間に行うこと。日々のルーティンに組み込むことです。
練習を行うのは当たり前なのだと認識してもらい、習慣化してしまいましょう。
毎日歯磨きをするのが当たり前であることと同じように、練習することも当たり前にしてしまうのです。
そうすることで、保護者の方は、練習を促す回数が減ったり、声掛けが楽になるかもしれません。


さて、譜読みに慣れ、練習の習慣がある程度ついてきたら、保護者の方は少し離れたところから見守る、というスタンスで良いと思います。
保護者の方にしていただきたいことは、次のことです。

・練習時間のお知らせ
・「ピアノ聴きたいな」と、こどもの練習を楽しみにしている、興味を持っていることを伝える
・励ましの言葉をかける
・出来るようになったところ、がんばっているところを褒める
・うまくいかないところについて一緒に考える。解決策が見付からなければ「レッスンで聞いてみよう」と提案する等

といったように、保護者の方はお子さまに寄り添い、応援する立場でいていただければと思います。

とは言え、練習を聞いていると
「ただ弾いてるだけじゃない?注意されたことを直してる?」
「部分練習してないな~」
などと感じてしまうことが多いのも事実です。

レッスンで注意されたことを意識せずに、なんとなく弾いて終わる練習タイム。

もちろん、これでは順調に進むとは言えません。
次回も同じことを注意されて、なかなか先に進まず、次第に曲にも飽きてしまうという悪循環に陥ってしまいます。

そのような状況の場合、保護者としてはついつい口を出してしまうでしょう。

「○○の練習はしたの?」
「前回と変わってないよ」

すると、こどもは機嫌を損ねて、やる気を失ったり、バトルになってしまうことも。。

そうならないために、保護者の方にご提案いたします。

お子さまの練習の仕方に疑問を感じたら、講師に相談してみましょう!
状況にもよりますが、お子さまが気付かないように行った方が良い場合もありますね。

当教室にお通いの保護者の方は、私にひっそりメールしてください。

状況把握と改善策を考え、お子さまに練習の仕方を細かく設定します。

例えば、チェックリストを作ること。
注意事項のポイントごとにチェック項目を設けて、その練習が出来たらお子さまが自分でチェックを入れるというものです。

私からは「チェック欄にチェックを入れられるように、これを見ながら練習してね」と伝えます。

保護者の方には、練習の際に
「チェックリストをみてやってね」
と促していただく。

このように、細かい取り決めは、お子さまと私にお任せいただき、保護者の方には少し離れたところから見守り、こどもの応援団でいていただければと思います。

保護者の方と講師がタッグを組み、連携することで、お子さまの成長を確実に引き上げていけるのではないでしょうか。

練習に悩まれている保護者の方は、ぜひお試しください!


私の子どもも、少し前から音楽教室に通い始めました。
保護者として、練習の付き添いや声掛けに苦慮、奮闘しておりますが、楽しく続けてもらうためにも、声掛けの仕方に注意して、温かく見守っていきたいと思います。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました!



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