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F.リスト

久し振りの投稿となりましたが、今日は、F.リストの誕生日です。
1811年10月22日、ハンガリー(現在のオーストリアのライディング)に生まれ、1886年(明治19年)7月31日に亡くなっています。

リスト作曲 二つの演奏会用練習曲より「森のささやき(ざわめき)」も、ちょうど今取り組んでいる曲の一つです。全体的にバランスの良い構成で、静まり返る深い森の中、木々や葉の擦れる音、その間から差し込む光などを思わせる繊細な感じで揺れるように始まります。生き生きと活気を持って目まぐるしく変化し、やがて消えるように終わります。

この曲を中学生時代一度弾いているのですが、どんな風に弾いていたか、ほとんどしっかりとした記憶がありません…が、恐らく全体的に硬い演奏だったことでしょう。

冒頭の右手で奏でる繊細な揺らめきは、弾き手の手首・掌・指の付け根が硬くこわばっていると、そのイメージを持っていたとしても残念ながら本当には表現できていないのです。

それらをすっかりほぐして、腰に乗せるようにして響きを創って行きます。口で言うのは簡単ですが、腰、背中、腕の連動とでも言いましょうか。肩の強さも必要です。指が先行ではないのです。

若い時に築いたものを、自分の成長と共にまた色々やり直していくことはとても大事だと思います。そうしていくことで新たに見えてくるものがあり面白いですし、深まっていくと感じています。

戦前まで昔の人は、『体』という漢字を『體』と表記していました。人間の本来持っている力は限りないはず、などとも想像しながら日々ピアノを通して自身と向き合っています♪


以前、リスト晩年の曲「忘れ去られたロマンス」をヴィオラ奏者と演奏したことがあります。
それまでの華やかな曲とは程遠い、深い感情から作られている曲だねなどと、共に語り合ったこと思い出します。


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