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早期教育について思う事

早期教育という言葉を良く耳にしますが、お子様がピアノを始めるのは、早ければ早い程良いという事なのでしょうか?
5歳よりも4歳、更に4歳よりも3歳が良いと考えるべきなのでしょうか?

生徒さんをお預かりする際に、「レッスン開始はできるだけ早い方が良いと思っていました」とお話されるお母様もいらっしゃいますので、私の思う所を少しお伝えします。

結論から申し上げますと、私の経験の中では、“なるべく早く”と焦る必要は無いと感じております。勿論、ご家庭のお考え、お子様のご様子、取り巻く環境などから、とても早くても良い場合も有るかもしれませんから、これはあくまで参考にとお考え下さい。

さて実際に、30分くらいの間、レッスンの場で無理なく様々な事にチャレンジできるようになるのは、4歳を過ぎてしばらく経つ頃かと思われます。

子供自身の集中できる時間も伸びていますし、何よりピアノを弾くための身体や指も少しずつしっかりし始めています。4歳からと決めずに、もう少し待って5歳からでも、とても良いと思います。

ピアノを弾いたり、習ったりする為に大切になる力とは、何かを見る力(楽譜を)、聴く力(音や指導者の話を)、工夫して触ってみる力(鍵盤を)、気持ちを感じる力(作曲者や自分の)、更にこれらの様々な情報の上に、手指や身体をコントロールする力、心をコントロールする力、などです。

言葉にすると難しく思われますが、これらの力の元は、お子様がご家族やお友達と過ごされるの毎日の生活の中や、公園等での遊びの中で、自然と育まれる物ばかりと思います。ですから、お子様のお小さい内は、無理にお稽古事を増やさなくても、毎日の生活が充実されている事が何より大切なのでは、と思います。

レッスンを始められた後は、これらの力をピアノを弾く上で更に上手に使える様に、時にはご成長を待ちながら、それぞれの生徒さんの状況に合わせて、様々なアドバイスやサポートをして参ります。少しずつの習得を楽しく感じて貰いながら、弾ける喜びにつなげて行くのが私の仕事かと考えています。

早期教育という言葉に振り回されずに、お子様との毎日をどうぞ大切にお過ごし下さい。そして時期が来たと感じられた時に、春や秋のお稽古を始め易い時期を見つけて、レッスン開始をお考えになられると良いかと思います。

追記
幼稚園や保育園に通われる内にお稽古を始められる方が多いので、上記の年齢を書き記しましたが、勿論小学生になられてから始められても良いのです。
この頃には、お子様が自分の意思でピアノを弾きたいと思われたり、音楽が好きと思われたり、又その様子がきちんとご両親にも伝わっていて始められますから、それならではの良い事が沢山有りますよ!


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