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【紫明先生のエッセイシリーズ】永遠にひびく愛のシンフォニー ―故バーンスタインを讃えて―(1990年)2

私が初めてバーンスタインに接しましたのは1985年、イスラエル・フィルハーモニーと共に来日、大阪フェスティバルホールでマーラーの交響曲第九番を指揮されたコンサートでした。

そのときの感激と興奮は言葉に表わしようがない程でした。

2千数百名の魂をゆるがし、魅了しつくしました。

弦の重厚な響き、包まれるようなやわらかな音は、身体中にしみ入るようでした。

曲が終わった後も皆感動の余り拍手することも忘れ、我に返った時は、誰彼となく舞台の方ににじり寄っていました。

われるような拍手に答えられたバーンスタインの姿は神々しく輝いていました。

その日の演奏はオーケストラと指揮者が渾然一体となっていました。

イスラエル・フィルにとっては、バーンスタインは「父」のような存在であったと聞きますが、基礎固めの苦難の時期、イスラエル・フィルに献身的な情熱をそそがれたそうです。

そのような人間性が生み出す音楽のすばらしさに触れることが出来ました。(続く)


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