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第7話 誰を起用する?

9月に入りましたが、まだまだ暑いですね。
今、庭と外回りの掃除で40分程度、
汗だくになり、蚊に刺されて家に入ったところです。

さて、ピアノの話。
我が家は2階がレッスン室でそこにヤマハS4、そしてリビングにアップライトのクロイツェルMK300というのがあります。
私がキッチンに立っている時、娘は1階で弾いていることもあるのですが、なんだかそぐわない音の質だなあ‥と思った時、料理を作る手を止めて「その音なんの指で弾いてる?」と聞くことかあります。娘の答えを聞いて
「ああ、やっぱりね」となるのです。

日々レッスンでも感じますが、指づかいに
対してとても意識が低い。
自分の指の都合で、弾きやすい指で弾きまくる派。
どんな時でも誠実に?楽譜に書かれた通りの指づかいで弾く派。
前者が多数派で、後者はごく少数派です。
「その指づかいにしてる意図は?」
「えーっと‥‥‥‥」と言葉に詰まる場面もしばしばです。

では、どうやって決めればいいのでしょう?
まず、どんな音楽をつくりたいのか、ということか見えなければ始まりません。
音楽が見えたところで、だからこういう表情の音が欲しい。
そして、それが表現しやすいと思われる得意な指を決める、この順でひとまずの指づかいを決めよ、と私のレッスンでは話しています。楽譜に書かれている指づかいがあれば、まずそれをベースにして、そこから上記の作業をやると良いですね。

それぞれの指には、得手不得手があります。
指づかいの前後のつながりや、黒鍵白鍵の段差も考えて、音楽的にも身体的にも有利な指を起用すること。指づかい違えば仕上がりも違ってきますからね。

感覚的には、スポーツの監督をしていると思えば良いです。
ある選手を起用したのだけど、選手交替あり。ただし、交替の場合は早めが良いです。
本番直前は頭と指先が混乱するので絶対やってはいけません!

しかし、原則としてエチュードは書かれている運指通りに、です。勝手に変えると指の品質が不揃いになり、取り返しのつかないことになるケースもありますから、充分に注意しましょう!


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