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第16話 音の絵

今日はゆりのき台小学校の図工展に行ってきました。
私がボランティア活動をしていることで、毎年2月に行われるこの催しの招待状を
いただいています。
お子さんたちの作品を見てまわるだけではなく、どのようにして作ったか(制作の手法)、
見てほしいところ、工夫したところなど、お子さんたちの手で書かれた案内書を手にして
作品をより深く鑑賞することができる、そういったこともこの作品展の素晴らしい
ところだと思います。

いつも思うのですが、体育館を入るとまず色とりどりの作品が目に入り、視覚が刺激されます。
そして、それぞれの作品をじっくり見ていくのですが、同じ題材であってもそこには
唯一無二の個性が確かに存在する!語りかけてくるものがある!とすごい生命力を
感じるのです。
そのさまを言葉で表現するのは難しいのですが、迫力があります。

もちろん、私のレッスンに通っている生徒さんの作品もあり、より興味を持って
見入ってしまいます。普段の演奏では見えない部分を垣間見ることができ、多角的に
その人の個性を知ることができるようで嬉しい時間でもあります。

私は音楽の色彩を感じながら演奏することが好きです。
そして、調性によって感じる色がありますが、皆さんはいかがでしょうか?
作品に多く関わっていくうちに、作曲家が特にこだわった調性、というものも感じ取る
ことができます。
例えばベートーヴェンのハ短調、ショパンの変ロ短調などなど。

レッスンの中でも、メロディーは例えば描きたい人物や果物、和声はバックの色、
使う色によって、絵の雰囲気は変わるよね。
尖った道具で描く?平たい筆で塗る?薄めた絵の具で塗る?など、質問することは
よくあります。

思うままに多彩な音色が出せるということは、持っている筆の種類が多いということ。
まさに【音で絵を描く】ということです。
感性を磨き、テクニックをつけて、心に感じたことを音の絵にできる喜びを‥。
個性、という言葉はともすれば簡単に使われますが、深い深いところから探り引き出していく
必要があり、そしてさらにそれを上手く育てていくように指導者が働きかけていくのは
とても大切なことだと思います。


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