「楽譜どおり」から解き放たれて

大阪府藤井寺市のピアノ教室です。

大阪府は緊急事態宣言中ではありますが、通常通り(レッスンの間隔をあけ、合間には換気＆鍵盤の拭取りをし、入室人数を制限し、入室前には手洗い、)レッスンしています。

テレビばかり見ていると気持ちが暗くなります。とはいえ人混みの中、出ていくのも怖いですね。
いつも以上に皆さん「ピアノを弾く時間」を愛おしく感じておられるような気がします。


さて、私のレッスンでは「読譜」に力を入れるのとともに、「楽譜から離れる」ことも推奨しています。
いわゆる「アレンジもの」を弾くときです。

今、生徒さんが取り組んでいるのがあいみょんの「裸の心」、ビートルズの「ヘイジュード」、ジェリー藤尾の「遠くへ行きたい」、チャイコフスキーの「花のワルツ」、バッハの「カンタータ36番よりアリア」など。

基本的にはヤマハの「ぷりんと楽譜」などの楽譜を使いますが、弾きにくい音型があれば易しく弾けるように変えますし、逆に原曲に少しでも近づけるよう音を足したりもします。

最初は私のほうで「ここはこうしましょうか」と直すことがほとんどだったのですが、最近は生徒さんから「ここ、元の曲では何か別の音が入ってるんですけど」とか「私はこんな感じで弾きたいです」と、いろいろアイデアを提案されることが増えてきて、嬉しいことです。
(あえて楽譜の音は変えないで、弾き方を変えるだけでうんと表現が変わることもあります)

楽譜に記すことは限界がありますが、作曲家や編曲者の意図を読み取り、さらに自分の音楽を表現できるように工夫していく、、、、、レッスンはクリエイティブでとても楽しい時間です！