477回目のブログ

「私のことーピアノを弾くことー音楽と向き合う時は？　などなど」Vol.267

　「いかにテクニックを身に付け、それを向上させていくのか」について、お話をしています。
　私自身についての続きをお話いたします。
　私自身のテクニックの向上のために、毎日の練習に励んでいます。今新たな曲にも挑戦しています。その一つに、ショパン作曲の24の前奏曲より第16番です。この作品は、僅か一小節の前奏で始まり、まずは短いフェルマータがあります。その後、突然に嵐がやって来ます。左手のある一定のリズムに載って、右手は嵐のような、そして決して息もできないほどの激しく細かいパッセージが最後まで続きます。
　まずは右手についてですが、一つ一つの細かいパッセージを指の中に入れていくことが、非常に難しいです。そして一つ一つの音にタッチの鋭さが要求されています。そして非常にアジタートで速いスピードが不可欠です。それとクレッシェンド、デクレッシェンドも常に要求されています。これらを自分の指の中に入れていくということは、私にとって、とてもとてもいい毎日の練習になっています。最初は、全くと言っていいほどできませんでした。でも諦めずに練習を続けていると、少しずつではありますが、できるようになっていくのですね。