261回目のブログ

「私のこと―ピアノを弾くことー音楽と向き合う時は？　などなど」Vol.51

　「川崎市文化芸術応援チャンネル」の私共の動画ーPASSIONーの「トスカ・ファンタジー」の舞台裏の続きです。
　このファンタジーの第三部について、お話しています。カヴァラドッシのアリア「星も光りぬ」のクライマックスの部分を迎えています。
　歌手は、10個の音符で、このアリア「星も光りぬ」の終結へと向かいます。では、フルートではどのようにするのかというと、歌手が歌うのと同様に、最初の2個の音符を奏で、この2個目の音符で音を延ばします。もちろんこの音には、フェルマータが付いています。そしてつぎはというと、再び1個目の音符から吹き始め、2個目、3個目と続けます。そしてまた、この3個目の音符で音を延ばします。そしてこの続きはというと、またまた、1個目の音符に戻り、1個目の音符、2個目の音符、3個目の音符、4個目の音符と吹き、この4個目の音符を延ばします。