サプライズの結末

保谷・大泉学園のピアノ教室「木村ピアノ教室」です。

2月21日のブログでも書いた『レッスンに来るなり「今、悩んでるんだけどさぁ」と生徒さん。』

6年生の生徒さん(現在中学1年生)から、2月に相談を受けました。

詳細を書くと、ご両親の結婚記念日に、ピアノ演奏をプレゼントしたい、と相談を受けたのです。曲も自分で決めてのご相談だったのですが、楽譜が手元に無いとのことでしたので、楽譜探しのお手伝いからスタート。

ご両親の結婚記念日が4月とのことでしたので、４月に確実に仕上がるように逆算して練習を進めました。

当教室では、付き添いの無い生徒さんの保護者の方には、LINEかノートでレッスンの様子を毎回ご連絡しています。けれども、今回はサプライズの為に練習しているので、レッスン内容は曖昧にぼかしたり、たまに、練習していない教本をやっていることにしました。(←サプライズが終わってから、お詫びしました。)

生徒さんも、家庭での練習には苦労したようでした。ご両親が在宅の時には、練習できなかったり、何を弾いているのかバレないように、目を盗んでコソコソ練習しなくていけませんからね。

その結果…先日、生徒様にお渡ししたアンケート用紙では「チョコチョコ練習ばかりで、まとまった練習をしていないので、もう少し集中して、30分くらいは練習をして欲しい」というようなご感想が。

目を盗んで、バレないように練習してると、こんな印象になりますよね。
だからと言って、理由を話す訳にはいかないので、「色々、ご本人は考えているようですので、信じて見守ってあげてください」とお返事さしあげていました。

サプライズ演奏は、もちろん大成功したそうです。
お母様からも「信じて見守ってあげて、の意味が分かって、繋がりました」とご報告があり、練習に集中していなかった訳ではなかったことをご理解頂けて一安心。

素敵な結婚記念日のプレゼントになったようです。本当に素敵ラブラブ

話は少し、変わるのですが、この生徒さんのご報告を聞いて、レッスンが終わって帰られてからのこと。
次の枠の小学生さんは、いつも、ママが付き添われているのですが、初めて行きも帰りも一人でレッスンに来たそうです。

入れ違いに外で前述の中学生さんと、この小学生さんが会った時に「頑張ってね」と中学生さんが、声を掛けてくれたそうで、この、小学生さんのお母様から「声を掛けてもらって嬉しかったと言っていました」とのご連絡を頂きました。
同じ小学校ではないし、友達でもないけれど、同じ教室に通う下級生に優しい言葉をかけてあげられるなんて、素敵！この中学生さんは、小学1年生の頃から通って下さっているのですが、素敵なエピソードが重なって、すごく、色んなことに心遣いができる人に成長されている姿が、とても眩しかったです。