それぞれの伸び方➈

「音楽会のキーボードのオーディションを受けるので、レッスンで見てもらえますか？」
小学5年生の生徒さん。

オーディション範囲は、「スターウォーズ」のメロディー8小節のみ。
聞かせてもらうと、一応弾けているカナ。
でも、レッスンに持ってきたからには、これで終わりません！
スターウォーズのオーケストラのＣＤを聞かせて、
このカッコいいトランペットと同じ発音、フレージングが出来るように！
こんなことをやっていたら、8小節でも30分過ぎてしまします。

一昨年転校して来て、発表会やステップなどの本番経験は、
先日の姫路ステップで4回目。
ようやく、どんな本番でも
「どのくらいの努力と、完璧にする！っていう意志が必要なのか」
分かってきたところです。

先日の姫路ステップでは、昨年よりも評価が上がって大喜び！
去年は、よく分からない状態で出て、頭が真っ白になっちゃったけど、
今年は、音の出し方から全体のテンポやリズムまで、
本当に自分で考えながらよく練習していたものね！
ついこの前まで、
「なかなか弾けるようにならない～」
「練習時間が取れない～」って、言い訳が多かったけど、
今では、そんな言葉も聞かれなくなりました！
黙々と努力し、「どんな練習をしたらいいですか？」と積極的に質問もしてきて、
4年生までの○○ちゃんとは別人！

そして昨日は、
「オーディション合格しました！」と連絡がありました。
右手だけで弾くキーボードの短いフレーズだったけど、
学校の先生にも「○○さんは上手だから、もう他の所も練習しておいてね！」
とも言われていて、
ステップと合わせて、大きな自信になったことでしょう！

こちらの教室に来た頃は、自分に自信が持てない感じで、
ピアノは好きだけど、あまり本も進んでいなくて、
楽しんで弾ける曲がありませんでした。

今では、クラシックも映画音楽もディズニーも、
いろんな音楽がもっともっと弾きたい！
伸び盛りの生徒さんです！！