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スラーの基本ドロップ・ロール

習い始めて半年を過ぎた小学2年生徒さんのレッスンで
今、ドロップ.ロールの技法を指導しているところで
お母様から「私が子供の時は習わなかったです」と言われて
「そうなんですよね、あまり聞きなれない言葉ですが
 今はテキストに載っていて子供達はそれを楽しそうに使いますね」
と説明をしていたけれど、昔、私の幼少時代も学んだ記憶がない。

バイエルやブルグミュラー、チャイコフスキー、ギロックなど
様々な作品の楽譜に「スラー」の指示記号は必ず書き込まれていて
それを奏でるテクニックとしてドロップ・ロールの手法は
基本だけれどもあまり知られてこなかったと思う。

その理由はよくわからないけれども、昔はオルガンが主流で
30分ほどの個人レッスンなので、楽譜の音符を拾って読んで
それを弾くだけで終わってしまうレッスンの中では、なかなか
スラーやタイ、スタッカート、テンポ、ルバートなど
細かな指示記号がどのような奏で方を求めているのか、
指の使い方、身体や息の入れ方などを説明する時間が
なかったのかもしれない。

今は昔よりもはるかに優れた教材が増えているだけあって
2拍子、3拍子、4拍子、8/3拍子や8/6拍子を弾き分ける事も含めて
楽譜に書かれてある音楽を作曲家はどういった表現を求めているのかを
読み取ることもレッスンの中で行うので、昔とはピアノレッスンの
中身も随分と違ってきているのを感じる。

最近の電子ピアノはペダルもついて質が良くなっているので
ピアノを習い始めて間もない時から、五線の譜読みや
ペダルの使い方、音楽指示記号の読み方や奏で方もアドバイスをして、
作品をどう演奏するのが良いかを理解できるように指導していて、
そのテクニックを知って生徒さんも楽しそうに弾いているので
1つ1つの使い方をゲームのようにして楽しんで覚えていき、
少しずつステップアップして難しい作品を音楽的な表現で
演奏を楽しんで下さるようになると良いかと思う。

私は音楽指示記号の演奏技法を細かく指導しているけれども
個人ピアノ教室では、そういった指導をする教室としない教室も
あるだろうし、学ぶ側の方も、それを求めている場合とそうでない
場合があるかもしれないので、どういうピアノ教室に通いたいのか
先生とピアノ教室を探している方の話し合いは必要ではあるけれど、
今本当に教材の種類が豊富なので、ピアノレッスンも多様性のある
時代であることには違いないと思う。


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