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シューマンのピアノ曲 11 ー クララ・ヴィーク  

クララ・ヴィーク
 シューマンがクララ・ヴィークに出会ったのはまだ彼女が10歳の少女の時でした。
 彼女は父フリードリッヒ・ヴィークから英才的ピアノ教育を受け、10代にしてすでに天才女流ピアニストとしての名声を博しました。当時は楽譜を見て弾くのが普通でしたが、彼女は最も早く暗譜で演奏会を行ったピアニストであると言われています。
 また作曲家としてもシューマンに劣らぬ才能があり、たくさんの自作品が残されています。二人はお互いの作品を通して愛情を表現しあっていました。
 後にシューマンの死後、ピアニスト、教師をしながら女手一つで子供たちを育てたことからもわかるように、大変芯の強い女性だったのでしょう。 (森直紀)


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