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シューマンのピアノ曲 2 ー ダヴィッド同盟舞曲集  

ダヴィッド同盟舞曲集 作品6
 シューマンの文筆活動は自身が主幹を務めた「新音楽時報」での批評が主なもので、音楽が娯楽のためとなっていた当時の音楽界の堕落ぶりを厳しく糾弾するものでした。
 ダヴィッド同盟のダヴィデとは旧約聖書に登場するユダヤの王です。ミケランジェロの有名な彫刻「ダヴィデ像」がその人です。旧約聖書によると昔ユダヤの民は異教徒ペリシテ人に支配され、ペリシテ人の部下である巨人ゴリアテに苦しめられていましたが、少年ダヴィデは石を投げゴリアテを撃ち殺し英雄と讃えられて初代ユダヤ王となりました。シューマンは旧約聖書の中でゴリアテを倒したダヴィデに因んで架空のダヴィッド同盟を立ち上げ、音楽上の俗物達をぺリシテ人になぞらえて攻撃しました。     
 同盟員にはフロレスタンやオイゼビウスのほか多くの友人たちが所属し、各々が意見を戦わせるという体裁をとっていましたが、実は全てシューマンが一人で創作、執筆したものでした。
 「ダヴィッド同盟舞曲集」作品6は、シューマンとクララの婚礼を祝福するダヴィッド同盟員達による舞踏会を描写したもので、各曲の性格に応じ1曲ずつフロレスタンとオイゼビウスのどちらかまたは両方のサインが曲の終わりに記されています。 (森直紀)


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