音楽療法ってすごい編〜失語症の治療に音楽が

立川市・西国立おかむろピアノ教室　岡室香緒里です。

この記事は、大人やシニアの方向けです。

今日は、音楽が聴覚障害者の脳に及ぼす影響について、
そして音楽療法の効果についてお話しします。

10人の聴覚障害者と11人の健常者に参加してもらった実験では、
リズムの振動を両者の手に伝えたところ、
聴覚障害者の脳は振動を音楽として
捉えていたことが分かりました。

この結果は、聴覚障害があっても
音楽の恩恵を受けることが可能であることを示しています。

さらに、失語症と認知症の治療においても、
音楽療法が効果的であることが示されています。

音楽によって脳の可塑性が活用され、
新しい神経回路の形成が促されることが
明らかになっています。

特に失語症のリハビリに用いられる
「メロディック・イントネーション・セラピー（MIT）」は、
音楽のリズムやメロディによって右脳を効果的に刺激し、
左脳にアプローチしていきます。

この方法によって、言語や基本的な発語機能の回復が
期待されます。


音楽は、ただの芸術趣味を超えて、
人の心身の健康維持に大変有益なものです。

音楽は万人に与えられた本能的能力であり、
人が人らしく生きるために非常に重要です。

ですから、皆さんの生活に是非、音楽を取り入れ、
その恩恵を受けていただきたいと思います。

音楽は私の一生にも多大な影響を与えてきました。

今度は、私が音楽を通じて
人々の人生に貢献する番だと思っています。

音楽が皆さんの一生に何かしらの形で役立てば、
それ以上の喜びはありません。


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